車のテールランプが割れたときの応急処置と法的リスクについて解説

車検、メンテナンス

車のテールランプ(尾灯)が破損したとき、多くの人が「とりあえずテープで補修しておけば大丈夫?」と疑問を持ちます。実際のところ、応急処置の範囲や整備不良とみなされるかどうかについて、知らないと違反になることもあるため注意が必要です。

テールランプが割れたときの影響とリスク

テールランプは後続車に対してブレーキや方向指示器の合図を示す重要な保安部品です。表面が割れてしまった場合でも、ランプ自体が点灯し機能していれば走行は可能ですが、破損の度合いによっては整備不良として扱われる可能性があります。

たとえば、赤いカバーが割れて光が白く見える状態は違反となる恐れがあり、実際に警察から指摘を受けることもあります。

応急処置としてのテープ補修の可否

応急処置として、赤いセロハンテープなどで破損箇所を補強する方法がよく知られています。赤い光がきちんと後方に見えるようにしておけば、一時的には整備不良とされない場合もあります。

ただし、透明なテープやガムテープなどを使ってしまうと白く見えたり、雨が入り込んで内部が故障する恐れがあるため避けましょう。

整備不良と判断される可能性とは?

警察官が車両を目視で確認した際、以下のような状況だと「整備不良車両」として扱われる可能性があります。

  • ランプの光が赤ではなく白く見えている
  • ランプが点灯しない
  • 破損部分から鋭利なガラスが露出している

これらに該当すると整備不良で反則金や減点になる場合があります。できるだけ早く修理・交換の手配を進めましょう。

ディーラーに修理予定がある場合の対応

「土曜日にディーラーで修理の予約をしている」など、修理予定がある場合でも、現状の車両が保安基準を満たしていなければ、走行中に警察に指摘される可能性はゼロではありません。

修理前に使えるテクニックとして、赤色のビニールテープを貼って赤い光を確保する、または整備記録やディーラーの修理予約が確認できるように証明書を携帯するのも一案です。

実例:応急処置で警察に止められたケース

実際に「赤のセロファンで補修していたが、光が赤くなかったために指摘された」という例があります。応急処置をしていても、安全性が確保されていないと判断されれば違反となることを念頭に置きましょう。

まとめ:応急処置は慎重に、早期修理が最善策

テールランプの破損は見た目だけでなく安全性に直結する問題です。赤い光を確保するなど応急処置を行ったうえで、速やかにディーラーで修理することが最善です。

一時的な対応であっても、保安基準を満たさない状態は法的に整備不良とされる可能性があるため、できるだけ早く対処することが大切です。

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