車のボディに空洞部がある場合の錆穴補修と内部防錆の方法まとめ

車検、メンテナンス

車の鉄板に拳より少し小さい穴が錆で空いてしまった場合、中が空洞となる構造のボディにおいて、溶接で補修した後の内部の防錆処理が気になりますよね。本記事では、鋼板の切り貼り後に内部の湿気対策や錆止め塗装にどう対応するかを、実例を交えて分かりやすく解説します。

錆穴を切り貼りで補修する基本プロセス

まずは錆をしっかり除去します。ワイヤーブラシや耐水ペーパー、サビ転換剤を使用して、錆びた鉄を露出させます。

続いて、新しい鉄板を形状に合わせて切り出し、穴へはめ込み溶接。ビード痕は軽く削って整えます[参照]([turn0search11]様式と下処理について)。

外側の塗装だけで済むのか?内部はどうするのか

溶接後の鉄板はすぐにサビやすいため、外側だけに塗装するだけでは不十分です。内部の空洞部にも防錆措置が必要です。

自動車メーカーや板金店では、隙間内部に浸透型防錆剤(いわゆるキャビティワックス)をスプレーガンやノズルで塗布することで、内部の金属面を保護しています[参照]([turn0search4])。

具体的な防錆剤と施工方法

代表的な製品として、ノックスドール(油性/水性)や3M™キャビティワックスを使用する方法があります。

これらは、スプレーやロングノズルで内部に吹き込み、最低でも3コート重ね塗りすることで、湿気や塩害から金属を長期間守ります[参照]([turn0search4]、[turn0search23])。

DIY補修の注意点と板金店に任せる利点

DIYで屋外から内部へ塗布するのは難しく、十分な浸透処理ができないケースもあります。また、塗装前の脱脂不足や防錆下地の不備は再腐食のリスクとなります[参照]([turn0search0]、[turn0search15])。

板金専門店では、隠れた内部の錆や湿気の処理、効果的なノックス処理などの技術と設備が備わっており、耐久性が高い補修が期待できます。

実例で見る施工の流れ

フレーム腐食修理の例では、ワイヤーブラシで錆を落とした後、内部にレノバスプレーなどの錆転換剤を吹き込んで黒錆化し、強固な防錆膜を形成しています[参照]([turn0search14])。

その上で、溶接・研磨・エポキシジンクスプレー、さらに外装塗装とコーティングを行い、外見と内部防錆を両立させています。

まとめ

穴あき錆を鉄板で補修する場合、外側の塗装だけでは内部の湿気から再び錆が発生する可能性があります。

補修後は、必ずキャビティワックスや浸透型防錆剤を内部に吹き込む処理が重要。特に、ノックスドールや3M™キャビティワックスのような製品を用い、専門業者の施工で確実な防錆を行うことが安心です。

DIYで挑戦する場合も、脱脂、マスキング、下地処理、防錆塗装などを丁寧に行い、施工後の再腐食リスクを抑えることが成功の鍵となります。

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