残クレ契約中に小さな傷をつけてしまったら?修理見積もりや対応の注意点を解説

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残価設定型クレジット(残クレ)で車を購入している場合、傷やへこみをつけてしまったときの対応には注意が必要です。特に買い取りを予定している場合、「小さな傷だから大丈夫」と思っていても、返却や査定時にトラブルになる可能性があります。この記事では、ディーラーでの修理見積もりを依頼する際に起こりうることや、適切な対応について解説します。

残クレ契約の基本と車両の管理責任

残クレ契約では、契約期間終了時に「車を返却する」か「買い取る」かを選ぶことができます。返却する場合には、車両の状態が「通常使用の範囲内」であることが求められます。傷やへこみが「減点対象」となることもあり、原状回復費用を請求されることもあります。

一方、契約満了後に買い取る意向がある場合でも、事故歴や大きな損傷があると価値が下がるため、自身の資産として考えて丁寧に管理することが大切です。

ディーラーで見積もりを取ると面倒になる?

「見積もりだけ」なら特に問題はありません。多くのディーラーは見積もり依頼を無料で受けており、今後の修理や売却の判断材料として活用できます。

ただし、修理の申し出=事故報告と捉えられる場合があり、ディーラーやメーカーに記録が残ることもあります。そのため、「このくらいなら報告しなくても…」と考えるなら、見積もりだけに留めておき、記録が残る正式な修理依頼は避けた方が良いかもしれません。

目立たない傷を放置しても問題ないのか

例えば「ドアパンチによる浅いへこみや塗装のかすれ」であれば、日常使用による損耗として査定に大きな影響を与えないケースもあります。ただし、その傷がサビや劣化の原因になる可能性もあるため、放置せず簡易補修を検討することも一つの選択肢です。

簡易補修キットやデントリペアなど、数千円〜数万円で済む方法もあります。自分で対応できる軽微な損傷であれば、修理費用を最小限に抑えられるでしょう。

将来的に買い取る予定なら修理は慎重に

契約満了後に買い取りを選ぶ予定であれば、残価設定に影響はありません。しかし、その後の再販や下取りを考慮すると、事故歴や修理歴が記録に残るかどうかは重要です。

ディーラーで板金修理を依頼した場合、内容によっては事故歴扱いとなり、買い取り後に車両の価値が落ちるリスクがあります。再販を考慮するなら、なるべく「記録が残らない修理(例:デントリペア)」を選ぶのが無難です。

傷の状態や契約内容によって最適な判断は変わる

残クレの契約書や車両引渡基準(返却時の査定基準)はメーカーや金融会社によって異なるため、一概に「この程度の傷なら大丈夫」と言えないのが現実です。

不安な場合は、契約先のカスタマーセンターや、販売ディーラーの担当者に「相談」という形で軽く問い合わせてみるとよいでしょう。正式な事故申告になる前に、方針を見極めることができます。

まとめ:残クレ中の小傷は慎重な判断を

残クレで購入した車に軽い傷がついた場合、すぐに修理する必要はないこともありますが、将来的な査定や買い取り価格に影響が出る可能性もあるため、放置するか修理するかは慎重に判断しましょう。

修理見積もりをディーラーに依頼すること自体は問題ありませんが、その後の対応によって記録が残る場合があるため注意が必要です。自身が契約している条件や買い取りの意向を整理しつつ、必要に応じて信頼できる修理業者に相談することをおすすめします。

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