警察官を目指す中で、採用前に必要とされる資格のひとつが「125cc以上の二輪免許」です。特に神奈川県警では、身体検査後に「入校前までに取得するように」と案内されるケースもあります。この記事では、普通二輪小型限定免許(125ccまで)でも要件を満たすのか、それとも中型以上が必要なのかについて詳しく解説します。
警察官採用におけるバイク免許の必要性とは?
警察官には日々のパトロールや交通業務、災害時の緊急対応などでバイクを使用する場面があります。そのため、採用時点で普通自動二輪免許以上の保有が推奨されている自治体が多数存在します。
神奈川県警では、正式な入校までに「125cc以上のバイクに乗れる免許を取得すること」が求められており、これにより警察学校での教育内容や現場配属時の柔軟な運用が可能になります。
普通二輪小型限定(125cc以下)は条件を満たすのか?
普通二輪小型限定免許は125cc以下のバイクに限定されている免許であり、法律上は「普通二輪」の範囲に含まれます。そのため、警察官採用条件における「125cc以上の免許取得」の要件はギリギリで満たしているケースが多いです。
実際に、神奈川県警では小型限定でも可とされている事例もあります。ただし、「中型限定(400ccまで)」を取得しておく方が今後の実務や昇任試験などで有利に働く可能性があることも覚えておきましょう。
警察学校でのバイク訓練内容に応じて異なる場合も
配属予定部署や教育内容によっては、125ccを超える中型バイクを使用する可能性もあるため、学校や人事担当者の案内に従っておくのが確実です。
例えば、「交通機動隊志望」や「地域課で白バイに乗りたい」という場合、小型限定では適応できない場面もあるため、最初から中型免許(普通二輪)を取得しておいた方が将来的には役立ちます。
取得費用と期間の比較:小型と中型の違い
小型限定(二輪AT/MT)は最短で2〜3日、中型(普通二輪)は5〜7日程度の教習で取得可能です。費用も以下のような目安です。
免許種類 | 教習日数 | 費用(目安) |
---|---|---|
普通二輪小型限定(MT) | 約2〜3日 | 5〜7万円 |
普通二輪(MT) | 約5〜7日 | 8〜10万円 |
免許区分の違いによって警察採用に不利になることは少ないものの、柔軟性や長期的な視点で考えると中型取得がおすすめです。
実例紹介:警察官志望者の声
実際に神奈川県警を受験したある志望者は、小型限定免許を入校前に取得し、無事採用されたとの体験談があります。ただし、後に交通業務へ配属される際に中型免許を取得し直す必要があったそうです。
「小型でも入校時点ではOKでしたが、実務に備えて結局中型を取り直すことになりました」とのことで、最初から中型を目指すことで後の手間を省けると感じたそうです。
まとめ:小型限定でも可だが、中型の取得がベター
神奈川県警のように「125cc以上のバイク免許」を求める場合、普通二輪小型限定免許でも条件を満たすことは可能です。ただし、実務や将来のキャリアを見据えた場合は、普通二輪(中型)免許の取得を強くおすすめします。
教習期間や費用は少し増えますが、後々の再取得や制限の心配がなくなるため、結果的に効率の良い選択といえるでしょう。入校前の免許取得で悩んでいる方は、採用担当や警察学校に直接確認した上で、適切な判断をしてください。
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