愛車の足元を引き締めるホイール塗装は、ビラーゴ250のカスタムにおいても人気のあるDIYのひとつです。特にシャーシブラックを使いたいという方は多いですが、塗装後の仕上がりや耐久性を左右するポイントも存在します。本記事では塗装前に知っておくべき基礎知識や、クリア塗装の要否、さらにおすすめ塗料も紹介します。
シャーシブラックでホイール塗装はできるのか?
シャーシブラックは防錆性に優れた塗料で、車体下部やフレームなどに多く使われています。そのため耐久性は高いものの、仕上がりは「つや消し」であり、見た目重視のホイール塗装にはやや不向きという意見もあります。
また、シャーシブラックは柔軟性がある反面、密着性や耐熱性では専用ホイール用塗料に劣る場合があります。走行中の熱や飛び石などの外的要因を考えると、専用塗料との違いを理解した上で選ぶのが安心です。
クリア塗装は必要か?そのメリットと注意点
結論から言えば、シャーシブラックを使った場合でもクリア塗装は推奨です。理由は以下の通りです。
- 耐久性向上:クリアで保護膜を作ることで塗装の剥がれや紫外線劣化を防止
- 光沢感の追加:シャーシブラックのマット感を抑え、好みに応じて艶を調整可能
- 汚れの付着防止:洗車時も汚れが落ちやすく、見た目を保ちやすい
ただし、クリア塗料にも「ウレタン系」「ラッカー系」があり、下地塗料との相性に注意が必要です。可能であれば同一ブランド・同一系統の塗料を使用しましょう。
おすすめの塗料と仕上げ方法
耐久性・見た目・作業性のバランスを重視するなら、次の塗料もおすすめです。
- ホイール専用塗料:「ソフト99ホイールカラー」「アサヒペン ラッカースプレー高耐久タイプ」など
- ウレタンクリア:「2液ウレタンクリアスプレー」は強固な被膜が得られるが、やや上級者向け
- ラッカークリア:手軽に塗れるが、紫外線耐性や強度はやや劣る
例として、ソフト99ホイールカラー(ガンメタ)+ウレタンクリアの組み合わせは、プロ並みの仕上がりになると評判です。
DIYで失敗しないホイール塗装の手順
- 脱脂・洗浄:中性洗剤やシリコンオフで汚れや油分を除去
- 足付け:耐水ペーパー(#400〜600)で表面を軽く研磨
- 下地塗装:プライマーサーフェイサーを塗布し、乾燥
- 黒系塗装:シャーシブラックや専用塗料を2〜3回に分けて塗装
- クリア仕上げ:艶ありクリアで保護、2回以上重ねて乾燥
- 乾燥・硬化:24時間以上放置、できれば1週間は完全硬化を待つ
まとめ:見た目重視なら専用塗料+クリアがおすすめ
ビラーゴ250のホイールにシャーシブラックを使用するのは可能ですが、耐久性や見た目を求めるなら専用ホイール塗料とクリアの併用がベターです。クリア塗装は塗膜保護・光沢感・メンテ性の向上に寄与します。DIY初心者でも、下準備を丁寧に行えば高品質な仕上がりが期待できます。
愛車を長く大切に使うためにも、適切な塗料選びと塗装手順を心がけましょう。
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