ワイパーゴムの交換は車のメンテナンスの中でも比較的簡単な作業ですが、カットタイプのワイパーゴムを使用する際には、金具の飛び出しを防ぐための正しい取り付け方法を知っておくことが重要です。特に高速走行時には遠心力が働き、金具が外れるリスクが高まります。
カットタイプのワイパーゴムとは
カットタイプのワイパーゴムは、長さを自由に調整できるため、さまざまな車種に対応可能です。しかし、正しい取り付けを行わないと、走行中に金具が外れる危険性があります。
このタイプのワイパーゴムは、通常、金属製のレール(ステンレスブレード)とゴム部分がセットになっています。レールはゴムの両側に挿入され、ワイパーブレードに固定されます。
金具の飛び出しを防ぐ取り付けのポイント
金具の飛び出しを防ぐためには、以下のポイントに注意して取り付けを行いましょう。
- ストッパーの位置: ワイパーブレードには、ゴムが抜けないようにするためのストッパーが片側に設けられています。取り付けの際は、このストッパーがワイパーの回転方向の終端側(通常は運転席側)にくるようにします。
- レールの挿入方向: レールをゴムに挿入する際は、ストッパー側から挿入し、反対側でカットします。これにより、遠心力が働いてもレールが外れにくくなります。
- カットの精度: レールとゴムをカットする際は、ワイパーブレードの長さに合わせて正確にカットし、はみ出しや不足がないようにします。
取り付け手順の具体例
以下は、カットタイプのワイパーゴムを取り付ける際の一般的な手順です。
- 古いワイパーゴムを取り外します。
- 新しいワイパーゴムをワイパーブレードの長さに合わせてカットします。
- レールをゴムに挿入します。この際、ストッパー側から挿入し、反対側でカットします。
- ゴムをワイパーブレードに挿入し、ストッパーがしっかりと固定されていることを確認します。
この手順を守ることで、走行中の金具の飛び出しを防ぐことができます。
注意点とまとめ
カットタイプのワイパーゴムを使用する際は、取り付け方向やレールの挿入方法に注意が必要です。特に高速走行時には遠心力が働き、金具が外れるリスクが高まります。正しい取り付けを行い、安全なドライブを心がけましょう。
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