未成年が普通自動二輪免許を取得するためには、親の承諾書が必要となるケースがほとんどです。これは法的な要件というよりも、多くの教習所が未成年者に対して保護者の責任を確認するために求めている書類です。本記事では、その承諾書の入手方法や注意点をわかりやすく解説します。
未成年の免許取得に親の承諾が必要な理由
未成年(通常18歳未満)は、法的には完全な意思決定能力を持たないとされているため、契約行為には保護者の同意が必要です。教習所での入校も一種の契約行為であるため、親権者の同意が求められます。
さらに、バイクは事故リスクも高いため、保護者が責任を持って指導・管理できるかどうかを確認する目的もあります。
親の承諾書はどこでもらえるのか?
基本的に親の承諾書は、各教習所が独自に用意している書式を使用します。つまり、教習所に直接問い合わせて、「未成年用の承諾書のフォーマットをください」と伝えれば、郵送やPDFで送ってもらえることが多いです。
一般的には以下のような情報を記入するようになっています。
- 保護者の氏名・印鑑
- 本人との続柄(例:父、母)
- 生年月日・住所・電話番号
- 本人の氏名
- 取得する免許の種類(普通自動二輪など)
承諾書がPDFで届く場合は、自宅で印刷して記入・捺印し、提出します。
承諾書に加えて必要なもの
未成年が教習所に入校する際には、承諾書のほかにも次のものが必要になります。
- 本人確認書類(保険証や住民票)
- 学生証(あれば)
- 印鑑(シャチハタ不可のところも)
- 教習費用の一部または全額
教習所によっては、保護者の同伴が必要な場合もありますので、事前に確認しましょう。
承諾書が不要なケースとは?
まれにですが、18歳の誕生日を迎えているが卒業式前などで「学生」という立場にある場合、教習所の判断で親の承諾書を省略できるケースもあります。ただし、ほとんどの教習所では未成年扱いとなり、承諾書は必要です。
ネット申し込みや仮受付が済んでいても、書類の提出がなければ正式に入校できないことがあるので注意が必要です。
まとめ:まずは教習所に確認、承諾書はそこからもらう
未成年で普通自動二輪免許を取得する際の承諾書は、必ず入校予定の教習所から入手してください。ネット上で探しても正確な書式が違うことがあります。
また、必要事項は保護者と一緒にしっかり記入し、不備がないように準備しておきましょう。安心して教習をスタートさせるためにも、早めに問い合わせておくことをおすすめします。
コメント