ブルドック調色フィルムの正しい使い方と塗装時のポイントを解説

カスタマイズ

車やバイクの塗装を自分で行う際に使われる「ブルドック調色フィルム」。その使い方について疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、調色フィルムの仕組みや塗装の正しい手順、注意点について初心者にもわかりやすく解説します。

ブルドック調色フィルムとは何か?

ブルドック調色フィルムは、塗料の色合わせ(調色)に使うシート状の素材で、塗装の発色や透け感、色ブレなどを実際に確認するためのツールです。

このフィルムには透明なフィルム部と紙台紙が貼り合わされており、塗装は透明フィルム側に行います。紙のほうには塗ってはいけません。

どこに塗装すればよいのか

塗装は必ず「フィルム側」に行います。紙台紙はあくまで台紙であり、塗装対象ではありません。フィルム面に塗料を吹き付けることで、ボディ上での発色イメージを確認できます。

フィルム側には保護膜がある場合もあるため、塗装前に薄く剥がす必要があるか、製品説明をよく確認しましょう。

塗装前に必要な下準備

フィルムに塗装する前には、脱脂処理が重要です。手の脂やホコリが付いていると、塗料が弾かれたりムラができる原因になります。

中性洗剤で軽く洗った後、シリコンオフなどの脱脂剤で表面を拭き取ると安心です。

実際の塗装手順の例

  • 1. 台紙ごとフィルムを作業台に固定
  • 2. フィルム側に軽く脱脂処理をする
  • 3. スプレーやエアブラシで薄く何度か塗装
  • 4. 乾燥後、ボディの上に重ねて色確認

このような手順で行えば、実際に車体に塗る前にしっかりと色味を把握できます。

注意点とおすすめの活用法

塗装後のフィルムは乾燥させてから使用してください。湿ったままだと色が正確に見えず、手にも塗料がついてしまいます。

また、重ね塗りのテストや、メタリック・パール塗料の角度による見え方も確認できるため、本番前に十分なシミュレーションが可能です。

まとめ

ブルドック調色フィルムは、塗装の仕上がりを事前に確認できる非常に便利なツールです。塗装はフィルム面に行い、脱脂処理や乾燥にも注意すれば、より精度の高いカラーマッチが可能になります。DIY塗装の成功には、こうした基本的な知識と準備が欠かせません。

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