ケンウッドDRV-G60CWでドア開閉反応を抑制する設定方法と監視モードの違いとは

車検、メンテナンス

ドライブレコーダー「ケンウッド DRV-G60CW」は、高感度な衝撃検知機能を備えており、防犯や事故記録に優れた性能を発揮します。しかし、その反応の良さゆえに、ドアの開閉動作でも反応してしまうことに悩むユーザーも少なくありません。本記事では、ドアの開閉後に不要な録画を避ける方法や、監視モードの違いによる設定の影響を解説します。

DRV-G60CWの監視モードの種類と役割

DRV-G60CWには主に以下の2つの駐車監視モードがあります。

  • 常時監視モード:エンジン停止後も常時録画を継続するモード。衝撃に限らず映像を録画し続けます。
  • 衝撃検知モード:車両に一定以上の衝撃が加わったときのみ録画を開始する省電力型のモードです。

多くのユーザーが気にしている「ドア開閉による反応」は、この衝撃検知モードでも一定の感度設定によっては反応してしまう可能性があります。

ドア開閉後の録画反応を防ぐための設定方法

DRV-G60CWには、ドア開閉後の数分間は録画を行わないようなタイマー機能は標準搭載されていません。そのため、現状では直接的に「ドア開閉後◯分は無効」といった設定は不可能です。

ただし、駐車監視モードを「衝撃検知のみに設定」し、感度を低めに調整することで、ドアの開閉程度の振動では反応しないようにすることは可能です。

感度設定を調整する具体的な手順

衝撃検知の感度は「高・中・低」または数値段階で設定できます。ドア開閉に反応してしまう場合は、次のような手順をおすすめします。

  • メニューから「駐車監視」→「衝撃感度」を選択
  • 「低」もしくは最低レベルの数値に変更
  • その後、テストとしてドアの開閉動作を行い、録画が作動しないか確認

この方法は完全な無反応を保証するものではありませんが、誤作動の可能性を大きく下げる効果があります。

常時監視モードと比較した際の違い

常時監視モードは、感度設定に関わらず録画を継続するため、ドア開閉だけでなく周囲の動きや通行人にも反応して記録を続けます。セキュリティ面では優れていますが、バッテリー消耗が激しいのが難点です。

一方、衝撃検知モードは省電力かつ不要な録画を減らせるため、ドアの開閉が気になる場合はこちらの運用が現実的です。

その他の対策と注意点

より高度な設定を行いたい場合やタイマー制御機能が必要な場合には、メーカー純正の駐車監視用電源ケーブルや、外部コントローラーを使用した時間制御も検討できます。

また、DRV-G60CWが車両のCAN信号などと連動していない限り、ドア開閉の正確な識別はできないため、振動のみに頼った検知であることを理解しておくことも重要です。

まとめ:感度調整で誤反応を抑えるのが現実的な解決策

ケンウッドのDRV-G60CWにおいて、ドア開閉による不要な録画を防ぐには、常時監視モードではなく衝撃検知モードの使用が効果的です。そのうえで、感度を適切に調整することで、ドアの振動による録画開始を最小限に抑えることができます。

今後、さらなる機能拡張やファームウェア更新によってタイマー的な制御が可能になることにも期待しつつ、現時点では感度設定が最も現実的な対応策といえるでしょう。

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