トヨタ18系クラウンに乗っていて「時計が表示されない」「リセットされる」といったトラブルが起きた場合、まず疑うべきはヒューズの切れです。この記事では、18クラウンの時計系統のヒューズがどこにあるのか、そしてその確認方法や交換手順について詳しく解説します。
18クラウンの時計はどのヒューズと連動している?
18クラウンの時計は、主にメーター関連やDOME(ドーム)ヒューズ、あるいはECU-IGヒューズと連動しています。モデルやグレードにより若干の違いがありますが、いずれも車両のヒューズボックスに格納されているのが一般的です。
時計単体に専用のヒューズがあるわけではなく、他の電子装備と共通になっているケースが多いため、「時計だけが動かない」場合でも他の電装系に異常が出ていることがあります。
ヒューズボックスの設置場所を確認しよう
18クラウンには主に以下2か所にヒューズボックスがあります。
- 車内:運転席足元左側のカバー内部
- エンジンルーム内:バッテリー付近
時計に関するヒューズは、基本的に車内側にあることが多いですが、車両によってはエンジンルーム側のヒューズボックス内に含まれることもあるため、両方をチェックするのが確実です。
ヒューズの確認と交換の手順
ヒューズの確認にはヒューズプラー(専用ピンセット)やテスターを使うのが便利です。ヒューズの切れは、中央の金属部分が断線しているかどうかで判別します。
以下の手順で進めましょう。
- 車のエンジンを切る
- ヒューズボックスのカバーを外す
- 「DOME」「METER」「ECU-IG」などの表記を探す
- 該当ヒューズを取り出して目視確認またはテスターで測定
- 切れていた場合は、同じアンペア数のヒューズに交換
交換後は、時計が正常に表示されるか確認します。
実際にあった症例とその解決法
ある18クラウンオーナーは、エンジン始動後に時計がリセットされる症状に悩んでいました。調査の結果、「DOME」ヒューズの接触不良が原因であることが判明。ヒューズを抜き差しし、端子の掃除をすることで解決しました。
また、他の例では、社外電装品の追加配線による過電流が原因で「ECU-IG」ヒューズが飛んでおり、時計を含む複数の機能が停止していました。ヒューズの交換と配線の見直しで正常に復帰しました。
ヒューズ交換時の注意点とアドバイス
ヒューズは必ず同じアンペア数のものを使いましょう。アンペアを上げると配線や機器が焼損するリスクがあります。また、頻繁に切れるようであれば、根本原因(ショート・過電流・老朽化)を専門業者に点検してもらうことをおすすめします。
車内のヒューズボックスにはフタの裏側にヒューズの配置図があるので、確認しながら作業するとスムーズです。
まとめ:時計が動かないときはヒューズからチェックしよう
18クラウンで時計が表示されない、動作がおかしいといったトラブルは、ヒューズ切れや接触不良が原因であることが多いです。まずはDOMEやMETERヒューズを確認し、異常があれば同アンペアのヒューズに交換しましょう。
それでも直らない場合は、電装系トラブルの可能性があるため、早めに専門業者に相談するのが安全です。基本的なチェック方法を知っておくことで、余計な出費や不安を減らすことができます。
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