ワゴンRスティングレーMH23型の足回りカスタムに要注意!ダウンサスと車高調の違いと選び方

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スズキ・ワゴンRスティングレーMH23型の足回りカスタムは、見た目と走行性能の向上を狙うユーザーに人気ですが、パーツ選びを間違えると日常使用に支障をきたすこともあります。特にスーパーダウンサス装着後に突き上げの不快感を感じる方は少なくありません。本記事では、ダウンサスと車高調の違い、MH23型に適した選び方、実際の体験談をもとに解説します。

スーパーダウンサスで発生する「突き上げ」の原因

ダウンサスは純正スプリングより短く、スプリングレート(硬さ)が高いため、車高を下げるとともに乗り心地が硬くなります。特にスーパーダウンサスと呼ばれる極端にローダウンする製品は、バンプラバーとのクリアランスが減り、段差での底突き(バンプタッチ)が発生しやすくなります

これはサスペンションが十分に動けるストロークを失っている状態であり、まるでサスが「無い」ような乗り味になります。軽自動車は元々サスストロークが短いため、特に影響が顕著に出やすい傾向があります。

車高調との違いとは?乗り心地は改善できるのか

車高調は、スプリングの硬さや減衰力(ショックアブソーバーの効き具合)を調整できるサスペンションシステムで、ダウンサスよりも柔軟なセッティングが可能です。

MH23型に対応した車高調では、ストリート向けに開発された快適仕様のモデルも多く販売されており、スーパーダウンサスに比べて乗り心地が良くなるケースがほとんどです。

例として「BLITZ DAMPER ZZ-R」や「TEIN FLEX Z」などは、減衰力調整機能付きで段差をうまくいなしてくれるセッティングが可能です。

車高調導入ユーザーの実体験に学ぶ

MH23型オーナーのAさんは、スーパーダウンサス装着後の激しい突き上げに耐えきれず、「TEIN FLEX Z」に変更。街乗り用に減衰力を柔らかめに設定したところ、「高速道路での安定性もありながら、段差でも突き上げが減った」と満足の声を上げています。

またBさんは「CUSCO Street Zero A」を装着し、同乗者からのクレームもなくなり、同乗時の気遣いから解放されたと話しています。特にリアサスのセッティングが重要で、しなやかな動きを持たせることが乗り心地改善のカギです。

車高調のデメリットと導入時の注意点

ただし、車高調にも注意点はあります。価格はスーパーダウンサスより高く、取付工賃も含めると10万円以上かかることが一般的です。

また、あくまで「調整式サスペンション」であり、製品によってはサーキット向けにセッティングされているものもあるため、購入前にストリート向けか確認が必要です。

さらに、セッティングに関する知識やサポート環境がないと調整が難しいこともあります。専門店での取り付けとセットアップを強く推奨します。

乗り心地と見た目、どちらを優先するかがカギ

見た目のローフォルムは魅力的ですが、日常で使う車として乗り心地や安全性は軽視できません。スーパーダウンサスは「安価で簡単にローダウン」できる反面、快適性や実用性を犠牲にしがちです。

車高調は導入コストは高くても、後からセッティング変更が可能であり、「バランスの取れたカスタム」を目指す方には理想的な選択肢と言えるでしょう。

まとめ:ワゴンRスティングレーにおすすめのカスタムとは?

MH23型ワゴンRスティングレーにおいて、ローダウンによるスタイルアップを目指すなら、スーパーダウンサスは価格面の魅力がありますが、突き上げや底突きのリスクが大きく快適性を大きく損ないます。

乗り心地も重視するなら、セッティング可能な車高調を導入し、快適さとドレスアップの両立を目指すのが賢い選択です。カスタムにおける「安物買いの銭失い」を避けるためにも、用途と予算を見極めたうえで最適な足回り選びをしましょう。

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