ハイブリッド車で停車時に「ゴン」と音がするのは異常?原因と対策を徹底解説

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ブレーキを踏んで車を完全に停止させた際に「ゴン」と異音がする…特に最近購入した新しいハイブリッド車であれば、気になってしまうのも無理はありません。本記事では、停車時の異音の原因や対策、放置しても問題ないケースと修理が必要なケースの違いについて詳しく解説します。

停車時の「ゴン」という音、よくある現象?

まず結論から言えば、「ゴン」という音は必ずしも異常とは限りません。特にハイブリッド車ではブレーキシステムや駆動制御に起因する音が出やすく、特有の現象であることもあります。

例えば、トヨタのプリウスやアクア、ホンダのフィットなどでも、EVからエンジンモードへ切り替わる際や、ブレーキの油圧制御で「コトン」や「ゴン」という音が聞こえることがあります。

主な原因と考えられるもの

停車時に「ゴン」と聞こえる原因として、以下のような要素が考えられます。

  • ブレーキブースターの作動音:停車時に油圧制御で音がすることがあります
  • モーターとエンジンの切替え:エンジンブレーキの制御で軽い振動や音が出る
  • サスペンションの沈み込み:停止時の前傾で、下回り部品が動いて音が鳴る
  • パーキングブレーキの自動作動:電動パーキングブレーキ搭載車は音が出ることがある

これらは構造上の仕様であり、異常ではありませんが、音が大きすぎる・振動を伴う・徐々に悪化している場合は点検が必要です。

異常のサインか見極めるポイント

以下のような特徴がある場合は、単なる仕様音ではなく不具合の兆候の可能性があります。

  • 以前はしなかったのに、最近急に音が出るようになった
  • ゴンという音と同時に振動やショックを感じる
  • 異音がブレーキだけでなく発進やカーブでもする
  • ABS警告灯やブレーキ警告灯が点灯している

特に新車であっても初期不良が起きることはゼロではありません。保証期間内であれば無償修理も期待できるため、遠慮なく販売店やディーラーに相談しましょう。

ユーザー事例:新車のハイブリッドSUVでの異音

あるユーザーは、納車直後のハイブリッドSUVで、停車時に「ゴッ」という音がする現象に気づきました。ディーラーに確認したところ、回生ブレーキの油圧切替時に出る「仕様音」とのことで、異常なしとの回答。

ただし、音が気になる場合はソフトウェアのアップデートやブレーキ調整などで軽減できるケースもあり、相談した結果、対応を受けたことで安心して乗れるようになったそうです。

ディーラーに伝えるときのポイント

相談時には、以下のような情報を具体的に伝えるとスムーズです。

  • 音が発生するタイミング(完全停止時、Dレンジのまま等)
  • 音の種類(ゴン・カクン・コトンなど)
  • 1日何回くらい発生するか
  • 振動を伴うかどうか

動画や音声をスマホで録音しておくと、サービス担当者も把握しやすく、より正確な診断が期待できます。

まとめ:放置せず気になったら早めの点検を

停車時の「ゴン」という音はハイブリッド車では仕様の範囲内であることが多く、必ずしも異常ではありません。しかし、音の大きさや頻度、体感する振動がある場合は、念のためディーラーで点検を受けることが安心につながります。

大切な新車だからこそ、「何もなかった」で済むとしても、確認しておくことで安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。

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