ユーノスコスモとアルシオーネSVX、純正BBSホイール仕様が似ている理由とは?ライバル関係を徹底解説

自動車

“ユーノスコスモ”と“アルシオーネSVX”、どちらも90年代のマニアに愛されたスポーツグランドツアラー車で、純正のBBSホイール仕様はよく似た印象を与えます。本記事では、両車種の共通点や相違点、ライバル関係の背景を交えてわかりやすく解説します。

両車に共通する90年代スポーツのスタイリング

当時の流行であった大型BBSアルミを標準装備することで、重厚感とスポーティさを両立していました。5双スポーク風デザインはシンプルでありながら高級感があり、どちらの車にもマッチしていました。

ユーノスコスモ(E-JCESE)は3座シート+V6ターボ、SVX(CDA)はツインターボ+4WDとパワー構成は異なるものの、共に高性能GTとしての質感をホイールで視覚的に強調していた点が共通しています。

ボディサイズ・足まわりの違いとホイールへの影響

SVXは全長・全幅ともにスバル車としてかなり長大で、四輪駆動+低重心サスペンション構成。そのため、ホイールのサイズは16〜17インチで、リム幅も広めに設定されています。

一方ユーノスコスモは後輪駆動+エアサス装備で、ホイールは16インチが多くリム幅も若干スリム。乗り味は柔らかめで、ホイールはあくまで見た目とグリップバランスの兼ね合いでした。

ライバル関係?ターゲットも戦略も異なる存在

販売時期(エクセディ/SVXは1991〜97年、ユーノスは1990〜95年)、プラットフォーム、販売チャネル(マツダ vs スバル)などが小異なるため、直接市場で競合していたわけではありません

しかし、性能重視のユーザー層から見れば「高級スポーツGT」として比較対象になったことは事実。両車ともにブランド性とBBSホイールによる“高級感”を武器にしていた点では共通といえます。

純正BBSホイール仕様の印象が似ている理由

90年代のBBSホイールはシンプルでありながら重厚感が強く、どちらの車もその
雰囲気を活かすために同様の形状・色調を採用しています。

ホイールのデザイン傾向は当時のGT車相互で共有されており、結果として見た目がそっくりに感じられるのは自然なことです。

まとめ|ライバルというよりは“同時代の同士”

ユーノスコスモとアルシオーネSVXは、BBSホイールの採用を通じて見た目の高級感やスポーティさを強調し、90年代GT車の雰囲気を色濃く反映しています。

直接のライバル関係ではないものの、「同時代の高級GT」として互いにベンチマークし合う関係であり、ホイールの共通性はそうした背景が影響しているといえるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました