H15年式のトヨタbB(NCP31)は、今となっては20年以上が経過するモデルですが、コンパクトで扱いやすく、根強いファンも多い車種です。しかし最近の軽自動車の進化により、「昔の普通車が軽に置いていかれる…」という体験をすることも少なくありません。本記事では、そんなbBをもう一度元気に、そして軽自動車に負けないようにするための実用的なチューニング方法をご紹介します。
bB(NCP31)が遅く感じる理由
まずは現状把握から。bB NCP31に搭載されている1NZ-FEエンジン(1.5L)は、当時としてはバランスの良いユニットでしたが、最近の軽ターボ車(特にCVT搭載モデル)と比べると、発進時のトルク感や登坂力で見劣りしてしまいます。
さらに年数が経つことでエンジン内部のカーボン蓄積や燃焼効率の低下、センサー類の劣化などが重なり、本来の性能が発揮されていない可能性もあります。
加速力を改善するためのチューニングパーツ
1. イリジウムプラグ交換:点火性能を改善し、燃焼効率をアップさせることができます。NGKやDENSOの高性能プラグが定番です。
2. 軽量プーリーキット:クランクプーリーを軽量化することで、エンジン回転のレスポンスが向上。街乗りでも「軽くなった」と体感できるチューンです。
3. エアクリーナーの交換:純正交換タイプでも吸気効率を改善できます。BLITZやHKSのフィルターは信頼性も高くおすすめです。
吸排気のバランスを見直す
吸気系・排気系を強化しているとのことですが、マフラーにサイレンサーを入れている場合、排気効率が落ちている可能性があります。音量対策としてサイレンサーを装着するのは良いですが、抜けすぎる・抜けなさすぎる場合は、逆にトルクが落ちる原因になります。
もし可能であれば、車検対応品の中でも中低速トルク重視のマフラーに変更することを検討してみましょう。
ECUリセットやセンサーのリフレッシュ
古い車にありがちなのが、センサーの劣化によるフィーリングの低下。以下のメンテナンスで本来の性能を取り戻せる可能性があります。
- スロットルボディ清掃
- O2センサーの交換
- エアフロセンサーの洗浄
- ECUの初期化(バッテリー端子を一時的に外して学習値をリセット)
こうした作業により、アクセルレスポンスや燃調が最適化され、気持ち良い加速が復活するケースもあります。
足回りとタイヤも見直そう
意外と見落とされがちなのが、タイヤのグリップ性能と足回りの状態です。古くなったショックアブソーバーや固くなったブッシュ類は、加速時のトラクション不足や力の逃げに繋がります。
少し予算があれば、KYBのNew SRスペシャルや、TEINのストリート向け車高調などに変えると、走りがガラッと変わります。また、グリップ力の高いタイヤ(例:ダンロップ ル・マンV+、ヨコハマ ブルーアースGT)もおすすめです。
「軽に抜かれない」ために必要な考え方
最近の軽自動車はターボエンジン+CVTで発進から加速まで非常にスムーズです。NCP31 bBはNA+4ATという古典的な組み合わせのため、どうしてもスタートダッシュで劣勢になります。
ですが、「軽に負けない走り」を求めるのであれば、数字以上に「踏んだ時に気持ちよく加速する」「登坂でストレスを感じない」といった実用面を意識することが重要です。そのためには、地道なメンテナンスと適度なチューニングが一番の近道です。
まとめ
H15年式トヨタbB(NCP31)が最近の軽自動車に負けない走りを取り戻すためには、プラグ交換・吸排気バランスの見直し・センサー清掃やECUリセット・タイヤや足回りの強化が効果的です。
派手な改造をしなくても、的を射たメンテナンスとチューンで走りの質は大きく向上します。まだまだ愛機を楽しみたい方は、ぜひ一つずつ試してみてはいかがでしょうか?
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