エブリイDA64VとDA64Wのリアシート互換性とチャイルドシート装着の注意点

カスタマイズ

スズキ・エブリイは商用バン(DA64V)と乗用ワゴン(DA64W)で構造が異なり、それぞれ目的に応じた仕様となっています。チャイルドシート、特にISOFIX対応のものを取り付けたい場合、リアシートの互換性や安全性が気になる方も多いでしょう。この記事では、DA64VとDA64Wのリアシートカバーの適合性と、ワゴン用シートへの換装によるISOFIX対応の可能性について詳しく解説します。

DA64VとDA64Wの違いとは?

まず、エブリイのDA64Vは商用バンで、荷室重視のシンプルな作り。DA64Wは乗用タイプのワゴンで、快適性や安全性が優先されている点が大きな違いです。

リアシートについても構造に差があり、DA64WはISOFIX対応金具を装備している年式が存在する一方で、DA64Vは基本的にISOFIX未対応です。

また、DA64Wのリアシートは分割可倒式でクッション性も高く、座面の形状が異なるため、単純なカバーの流用はフィッティングに問題が出る場合があります。

リアシートカバーは流用可能?

結論として、リアシートのカバーは完全な互換性は期待できません。理由は以下の通りです。

  • DA64Vのリアシートは固定式で形状が異なる
  • DA64WはISOFIXアンカーやヘッドレストがあるなど装備が充実している
  • シートバックや座面の厚み、角度にも違いがある

そのため、見た目が似ていても取り付けにズレが生じたり、フィッティングに無理が出たりすることが多いため、流用は現物合わせが必要です。

特にシートベルトの位置やISOFIXアンカーを通す設計が異なる場合、安全面にも影響が出るため注意が必要です。

ISOFIXチャイルドシートを使いたい場合の選択肢

ISOFIXチャイルドシートを安全に装着したい場合、DA64W用のリアシートへ換装する方法も一つの選択肢です。ただし、この作業は以下のようなハードルがあります。

  • ボルトオンで装着できない場合があり、加工が必要なケースも
  • 車検時に指摘される可能性がある(車両構造変更になる場合)
  • シートベルトの基部や強度計算が異なる可能性がある

そのため、シートを交換する際は専門ショップや整備士に相談し、安全性を確認しながら進めるのが理想です。

実例:DA64VにDA64Wのシートを装着したオーナーの声

DA64Vジョインに乗るあるオーナーは、ISOFIX対応を目的に中古でDA64Wのリアシートを入手し、自身で換装しました。シートレールの位置合わせに若干の加工を必要としたものの、固定は可能でした。

ただし、ISOFIXの金具の位置が純正とずれるため、チャイルドシートのメーカーや型番によっては適合しないこともあり、慎重な確認が必要だと語っています。

まとめ:リアシートの流用とISOFIXの安全性を両立するには

エブリイDA64VとDA64Wのリアシートは見た目こそ似ていますが、装備や形状に細かな違いがあり、カバーの流用には限界があります。また、ISOFIX対応を目的としたシート交換は構造や強度、安全面で注意すべき点が多くあります。

確実かつ安全にチャイルドシートを装着したい場合は、DA64WのISOFIX付きモデルをベースにするか、安全確認済みのシート換装を専門業者と相談の上で行うことをおすすめします。お子様の安全を守るためにも、適合確認と丁寧な施工を心がけましょう。

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