ジムニーJB64をカスタムしてリフトアップする際、ロングブレーキホースの交換は定番作業の一つです。ところが、いざ作業を進めようとすると、クラッシュワッシャー(銅ワッシャー)が付属しておらず、困るケースも。今回は、JB64リフトアップ時に必要なクラッシュワッシャーのサイズや注意点について解説します。
リフトアップ時のロングブレーキホース交換の基本
JB64のリフトアップでは、サスペンションのストロークが増すため、純正のブレーキホースでは長さが足りなくなることがあります。これを解消するために、ロングブレーキホースへ交換するのが一般的です。
ロングブレーキホースキットは社外品が豊富に出回っており、スチールメッシュ製やカラーホースなど多種多様ですが、注意点として取り付けに必要な小部品(クラッシュワッシャーなど)が付属しない場合もあるため、事前に確認が重要です。
JB64に適合するクラッシュワッシャーのサイズ
ジムニーJB64のブレーキホース接続部には、通常、M10×φ14×1mmまたはM10×φ15×1mmの銅製クラッシュワッシャーが使われています。
どちらを選ぶかはキットのバンジョーボルトの座面径によるため、バンジョーボルトのサイズがM10であれば、φ14〜15mmの銅ワッシャーが適合することが一般的です。迷った場合はφ14mm厚さ1mmを2枚用意しておくと安心です。
取り付け時の注意点
クラッシュワッシャーはバンジョーボルトの上下に1枚ずつ入れる必要があります。これによりオイル漏れを防止し、安全にブレーキラインを密閉できます。
また、再利用はNGです。一度つぶれて密着した銅ワッシャーは、再使用すると密閉性を損ない、ブレーキフルードの漏れに繋がる可能性があります。新品を用意しましょう。
購入時に役立つ情報
銅製クラッシュワッシャーは、カー用品店や整備用パーツ専門店、または通販サイト(Amazon、楽天市場、モノタロウなど)で手に入ります。
商品名例:「銅クラッシュワッシャー M10×14×1mm(10枚入り)」や「バンジョー用銅ワッシャー M10 14mm径」などで検索すれば多数ヒットします。
実例:JB64オーナーのDIY整備
あるオーナーは、タニグチ製のロングホースキットを使用しましたが、クラッシュワッシャーは別途必要でした。ホームセンターでは適合品がなかったため、ネットで「M10 銅ワッシャー 14mm径」を注文して対応しています。
取り付け後は、エア抜き作業とフルード漏れチェックを念入りに行い、約1時間の作業で完了しています。
まとめ:サイズ確認と事前準備が安全整備のカギ
ジムニーJB64のリフトアップ作業において、ロングブレーキホースとともに必要となるクラッシュワッシャーのサイズはM10×φ14×1mm前後が基本です。キットに付属していない場合もあるため、事前に準備しておくと安心です。
確実な整備のためには、サイズ確認・新品使用・取り付け時の密着性を意識しましょう。DIYでも安全にリフトアップ整備を進めることができます。
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