セルシオ30・31後期は、高級感とカスタム性を兼ね備えたトヨタの名車です。エアサス+サスコンという組み合わせは、純正の乗り心地を保ちつつ見た目をスタイリッシュに仕上げたい方にとって理想的な選択です。この記事では、エアサスを9下げした状態で20インチホイールをツライチで履かせるための具体的なホイールサイズとオフセットについて解説します。
セルシオ31後期の足回りの基本情報
セルシオ30・31系は、純正状態でも17インチや18インチホイールが装着されていますが、20インチへのインチアップも十分に対応可能な構造です。特にエアサス搭載車は、サスコンでローダウン可能な点が魅力で、見た目のインパクトを大幅に高められます。
サスコンで「9下げ」というのは限界に近いローダウンに該当し、フェンダー干渉やハンドル切れ角の制限なども発生しやすくなります。
おすすめの20インチタイヤサイズとホイールオフセット
セルシオ31後期でサスコン9下げ+ツライチを狙うなら、以下のサイズがおすすめです。
- タイヤサイズ:F:225/35R20 R:245/35R20
- ホイール幅・オフセット目安:
F:20×8.5J +35〜+38
R:20×9.5J +38〜+40
これらのサイズは、フェンダーとの干渉リスクを最小限に抑えつつ、ツライチに近いスタンスが取れる構成です。
ただし、個体差やタイヤ銘柄の違いによって若干の誤差が生じるため、現車合わせは必須です。
ツライチにする際の注意点
フェンダー干渉を防ぐためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- インナー干渉対策のためにフェンダー爪折りは基本
- タイヤの外径が大きすぎるとサスストローク時にヒットしやすくなる
- できるだけ引っ張りタイヤでクリアランスを確保
また、キャンバー調整やスペーサーで微調整することも、理想的なツラ出しには重要です。
実例紹介:20インチ履きのユーザー事例
ネット上でもよく見かける組み合わせ例を紹介します。
- F:20×8.5J +35 / R:20×9.5J +38 / タイヤ:F225/35・R245/35 / サスコンで-9 / 引っ張り仕様
- F:20×8.5J +40 / R:20×10J +45 / タイヤ:F225/35・R255/30 / リアはキャンバー調整あり
どちらもフェンダーとの干渉なしでツライチに近いバランスを実現しています。ただし、リアの下げ具合やアーム変更の有無でも状況は大きく変わるため、参考程度にとどめましょう。
安全面や整備の観点からも注意が必要
過度なローダウンやツライチ設定は見た目こそ魅力的ですが、以下のようなデメリットも考慮してください。
- アライメントが大きくズレやすく、タイヤが片減りする
- フェンダーへの干渉で塗装剥がれやサビのリスク
- サスコンの設定によってはエアサスへの負担が増す
特に車検対応かどうかも含め、日常のメンテナンス体制を整えておくことが大切です。
まとめ:ツライチ狙いは慎重なセッティングが肝心
セルシオ31後期にサスコンで9下げし、20インチをツライチで履かせるには、F:225/35R20/8.5J +35前後、R:245/35R20/9.5J +38前後のホイールが基準になります。
しかし、実際の装着可否は車体や個体差、タイヤメーカーによっても異なるため、現車合わせ+専門ショップでの相談が必須です。センス良く、安全なスタンスを目指して、理想のセルシオスタイルを実現しましょう。
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