高級ミニバンの代名詞ともいえるトヨタ・アルファード。その中でも特に豪華仕様の30系後期エグゼクティブラウンジを購入検討する方が増えています。しかし、実際に月々のローンや維持費を含めて手取り25万円で維持できるのか、不安を感じる方も多いはずです。この記事では、月収に対する現実的な維持費シミュレーションを交えて検討していきます。
アルファード30後期エグゼクティブの購入価格とローンの想定
グレードによりますが、アルファード30後期のエグゼクティブラウンジは新車価格でおよそ500万〜600万円台が相場です。ここでは中古車価格500万円で購入した場合を想定します。
例えば、頭金なし・60回(5年)ローン・金利3%で試算すると、月々のローン返済額は約89,900円程度になります。3万円のローンでは車両本体価格に対してかなり厳しいため、現実的にはある程度の頭金が必要です。
維持費の目安:ガソリン代、保険、税金など
アルファードは維持費も高額な部類に入ります。以下に主な費用を月換算でまとめます。
項目 | 月額(目安) |
---|---|
ガソリン代(10km/L・月1000km) | 約15,000円 |
自動車保険(任意保険・車両あり) | 約12,000〜15,000円 |
自動車税・重量税・車検費用等 | 約8,000円 |
駐車場代(都市部) | 約15,000〜20,000円 |
合計 | 約50,000〜60,000円 |
この他にメンテナンス費用やタイヤ代なども考慮すると、さらにコストは増えます。
生活費とバランス:手取り25万円の家計に与える影響
手取り25万円のうち、仮にローンと維持費合わせて月14万円(ローン9万円+維持費5万円)かかると仮定すると、生活費に使えるのは残り11万円です。
家賃や食費、通信費、光熱費などを差し引くと、貯金が難しくなる可能性が高くなります。特に単身世帯で都市部在住なら家賃で7万円以上かかることもあるため、家計はかなりタイトになります。
購入前に考えるべき代替案と工夫
維持費の面から見ると、アルファードではなく、ヴォクシーやノアの上位グレードを検討するのも現実的です。また、ハイブリッドモデルを選ぶことで燃費改善も図れます。
一括購入や大きめの頭金を用意すれば、月々のローン負担を大幅に軽減することができ、精神的余裕にもつながります。その他、車をリース契約にして定額支払いとするのも一案です。
まとめ:アルファードの所有は可能だが綿密な家計管理がカギ
アルファード30後期エグゼクティブラウンジを手取り25万円で維持するのは、可能だがかなり厳しいのが現実です。ローン額や駐車場代、保険料など、固定費の総額が大きいため、生活費や貯金が圧迫されることになります。
とはいえ、しっかりとした家計管理や購入プランを立てれば、所有は不可能ではありません。無理のない範囲でのカーライフを実現するためにも、慎重にシミュレーションしてから決断しましょう。
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