日本が世界に誇るメガスポーツバイク「隼(ハヤブサ)」。その存在感と圧倒的なパフォーマンスに魅了され、購入を検討する方も少なくありません。ですが、初代から現行型まで複数世代ある中で「今、最も多く乗られているモデルはどれ?」と迷うこともあるでしょう。この記事では、隼の人気モデルや特徴を比較しながら、どの年式が現在のスタンダードとして選ばれているのかをご紹介します。
スズキ・隼の歴代モデルと特徴
スズキ・隼は1999年に初代が登場して以降、3つの世代に分けられます。以下は各世代の簡単な特徴です。
- 初代(1999〜2007年/GX72A):空力性能を極めたデザインと300km/h超えの最高速が話題に。初期型のインパクトは今なお語り継がれています。
- 2代目(2008〜2020年/GX72B):1340ccへ排気量を拡大し、トルク特性と扱いやすさが向上。国内仕様も登場し、市場での台数が一気に増加しました。
- 3代目(2021年〜現行型/EJ11A):電子制御が一新され、モダンなスポーツツアラーとして進化。スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S)搭載。
特に2代目は中古市場でも豊富に流通しており、現在でも「街でよく見かけるハヤブサ」として認知されています。
現行型(3代目)はどんなモデル?
2021年に登場した現行型の3代目隼は、デザインを一新しつつも、空力と快適性を追求した姿勢を貫いています。最高出力188PS、最新の電子制御群を装備し、高速ツアラーとしての完成度は過去最高レベル。
トラクションコントロール、クイックシフター、ローンチコントロールなど、現代のスポーツバイクに求められる装備がフルに搭載されています。
ただし、新車価格は200万円近くと高額で、購入層は比較的限られています。
乗っている人が多いのは何世代?
現在、街中やツーリングスポットで多く見かけるのは、2008年以降の2代目モデル(GX72B)です。特に2014年以降の国内正規仕様モデルは装備が充実しており、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。
中古価格帯も50万円〜100万円と手ごろで、入手しやすいことが人気の理由のひとつです。整備性も高く、パーツの入手もしやすいため、維持費を抑えたいユーザーにも向いています。
一方、初代はコレクターや一部ファンに支持されていますが、流通量は少なめです。
体格別おすすめモデルと取り回しのコツ
隼は全世代通して重量級(約264kg~)で、初心者にはハードルが高く感じられるかもしれません。ただし、シート高が比較的低く、足つきが良い設計になっているため、女性ライダーや小柄な方でも「慣れれば乗れる」大型バイクです。
取り回しが不安な方は、2代目の中でも国内仕様(ABS付き)を選ぶと安心感が違います。また、現行型は電子制御でトルクを調整できるので、パワーに慣れていない人でも扱いやすくなっています。
隼に向いている人・向いていない人
隼が向いている人:ロングツーリングが好き、快適な高速走行を重視、重厚な車体に憧れる、バイクの存在感を楽しみたい。
隼が向いていない人:街乗り中心、軽さ・取り回し重視、低燃費を最優先する、メンテナンスコストを抑えたい。
とはいえ、「隼に乗ってみたい」という気持ちがあるなら、レンタルバイクで一度体験してみるのもおすすめです。
まとめ:今乗っている人が多いのは2代目、でも現行型も魅力十分
スズキ・隼は、バイク好きなら一度は憧れる存在です。今もっとも多く乗られているのは2代目モデル(2008〜2020年)で、価格・性能・扱いやすさのバランスが取れており、中古市場でも安定した人気を保っています。
現行型は最新技術を搭載したフラッグシップモデルとしての完成度が高く、「最新の隼に乗りたい」という方には非常に魅力的です。
どの世代を選ぶにしても、自分の用途や体格、予算に合わせて最適な1台を見つけることが、隼ライフを楽しむ第一歩です。
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