車のフロントガラス周辺ゴムの劣化は放置厳禁?交換可能性と費用、DIYの注意点を解説

車検、メンテナンス

車の経年劣化の中でも見落とされがちなのが、フロントガラスのフチにあるゴム部分、いわゆる「モール」や「ウェザーストリップ」です。15年以上乗っている車では、このゴムが劣化して亀裂が入ったり、剥がれてきたりすることがあります。この記事では、劣化したゴムパーツのリスクや交換方法、費用について詳しく解説します。

フロントガラスのゴム(モール)は何のためにある?

フロントガラスの縁にあるゴムは「モール」または「ウェザーストリップ」と呼ばれ、以下のような役割を担っています。

  • ガラスとボディの隙間を密閉し、防水・防塵を保つ
  • 走行中の風切り音を軽減する
  • 外観の美しさを保つ

ゴムは紫外線や雨風に晒されることで、年数が経つにつれ劣化していきます。放置すると見た目だけでなく、防水機能や静音性にも影響が出る可能性があります。

劣化したゴムは交換できるのか?

結論から言えば、フロントガラスのゴムは交換可能です。ただし、車種によって構造が異なるため、モールだけで交換できる場合と、フロントガラスを一度外す必要がある場合があります。

特に古い車や一部の外車では、ゴムとガラスが一体化している構造もあるため、交換作業には専門知識が必要になることもあります。

交換方法と費用の目安

交換方法は以下の2通りです。

  • ディーラーや整備工場での交換
  • DIYでの交換(車種や構造によっては可能)

費用の目安としては、以下の通りです。

交換方法 費用の目安
ディーラー・整備工場 1万〜3万円(部品代+工賃)
DIY 部品代のみ(3,000〜8,000円)

ただし、DIYの場合はうまく密閉できないと雨漏りや風切り音の原因になります。特に接着型のモールは施工が難しいため、慣れていない場合はプロに任せるのが無難です。

ゴム劣化を放置するとどうなる?

フロントガラスのゴムを放置すると以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 雨水が浸入し、ダッシュボードやフロアが濡れる
  • 車内がカビ臭くなる
  • 風切り音が大きくなり、静粛性が低下
  • ガラス周辺のサビや腐食が進行

初期の劣化では見た目の問題だけで済むこともありますが、深刻なケースでは安全性や快適性にも関わるため、早めの対処が推奨されます。

15年以上の車でも部品入手は可能?

年式が古い車でも、ディーラー経由やネット通販(Yahoo!ショッピングやモノタロウなど)でゴムモールの部品が見つかる場合があります。また、廃車からパーツを取り外して再利用する「リビルト品」や「中古部品」を活用する手もあります。

どうしても部品が見つからない場合は、汎用品のゴムパーツを加工して取り付けるという方法もありますが、確実性や耐久性は保証されません。

まとめ:早めの交換が安心・安全

フロントガラス周辺のゴム劣化は、小さな問題のように見えても長期的には大きなトラブルにつながる可能性があります。15年以上乗っている愛車でゴムのヒビや剥がれが見られる場合は、早めにディーラーや整備工場に相談してみましょう。

部品の入手や費用の相談だけでも可能ですので、まずは見積もりを取ってみることをおすすめします。

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