一度廃車登録された原付バイクでも、再度ナンバープレートを取得して公道走行できるようにすることは可能です。この記事では、市区町村ごとの役所で行う手続きの流れや必要な書類、注意点などを詳しく解説します。
廃車された原付にナンバーを再取得できる理由
原付(50〜125cc未満)のナンバー登録は、自動車のような運輸支局ではなく、原則として登録地の市区町村役場で管理されています。
一度廃車された車両でも、再登録すれば新たにナンバープレートが発行されます。ただし、前回の廃車証明が必要になるため、紛失している場合は少し注意が必要です。
必要書類と持ち物一覧
市区町村によって若干異なる場合がありますが、基本的に以下の書類を持参すれば登録可能です。
- 廃車証明書(廃車手続き時に役所で交付された書類)
- 車体番号が確認できる原付本体または写真
- 所有者の本人確認書類(運転免許証など)
- 印鑑(自治体によっては不要な場合あり)
- 自賠責保険証明書(未加入でも登録は可能ですが、走行には必須)
原付の登録窓口は、住民票のある市区町村役場の税務課・軽自動車税係が担当していることが多いです。
ナンバー再取得の流れ
- 住民登録のある市役所・町役場で軽自動車税申告書兼標識交付申請書を記入
- 廃車証明書と本人確認書類を提出
- 車体番号などの照合が行われ、問題なければ新しいナンバーが交付される
- 希望があればご当地ナンバーやカラー選択も可能(自治体による)
手続き自体は10〜15分ほどで完了することが多く、ナンバープレートは当日中にその場で交付されます。
自賠責保険の加入を忘れずに
登録完了後、原付で公道を走行するには必ず「自賠責保険」に加入しておく必要があります。
ナンバーを取得したあとに、保険会社またはコンビニなどで「原付用自賠責保険」に加入し、ナンバーにステッカーを貼付しましょう。
廃車証明を紛失した場合の対処法
万が一、以前の廃車証明書を紛失してしまった場合でも再取得は可能です。ただし、登録時の情報と一致することが条件となります。
その場合、役所で再発行手続きをするか、「所有権確認書類」や「譲渡証明書」などで補足する必要があります。
まとめ
廃車登録された原付でも、市役所または町役場で所定の手続きを行えば、簡単にナンバーを再取得することができます。必要書類さえそろっていれば、当日中にナンバー交付され、公道走行の準備が整います。
忘れずに自賠責保険にも加入し、安全に再スタートを切りましょう。
コメント