原付で長距離走行は可能か?1日で走れる距離と実例、注意点を徹底解説

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「原付って近所の移動だけ」と思われがちですが、実は長距離ツーリングを楽しむライダーも少なくありません。今回は、原付で1日にどれくらいの距離を走れるのか、実際の体験談や注意点、快適なロングライドをするためのコツを紹介します。

原付での1日走行距離の平均と限界

一般的な原付(50cc)での1日あたりの走行距離は、平均して50〜150km程度が現実的な範囲と言われています。体力・道路状況・目的地によって差はありますが、200kmを超える走行は「長距離チャレンジ」と言えるでしょう。

たとえば、朝早く出発して休憩を取りながらゆっくり走ることで、1日で200km〜250km走破するライダーもいます。ただし、それは原付二種(125cc以下)や、体力に自信のある人の話であることが多いです。

実際に原付でロングツーリングした体験談

あるライダーは、スズキレッツ(50cc)で愛知から静岡まで、約180kmを1日で走破した経験をブログに記録しています。出発は朝5時、到着は夕方6時。途中、休憩は3回、平均速度は35km/h程度だったとのこと。

別の例では、ホンダのトゥデイで神奈川から山梨方面へ日帰りツーリングをし、合計230kmを走行。峠道や山間部では登坂性能の限界に苦労したものの、燃費は驚異の50km/Lを記録したとの報告もあります。

長距離走行に向いている原付のタイプ

同じ原付でも車種によって長距離の適性は異なります。2ストロークよりも4ストロークエンジンの方が安定して走行でき、燃費も良好です。さらに、シートの座り心地やハンドルポジション、リアキャリアの有無なども影響します。

例として、ホンダのスーパーカブシリーズやヤマハのビーノ、ジョグなどは、燃費・耐久性・座り心地の面でロングライド向きとされます。

長距離走行時の注意点と必須アイテム

・こまめな休憩と水分補給:熱中症や疲労を避けるために、1時間おきに10分休むのが理想です。
・整備チェック:特にタイヤの空気圧・オイル量・ブレーキの効き具合は事前に要確認。
・持ち物:モバイルバッテリー、雨具、簡易工具、地図またはスマホナビ。

また、国道など交通量が多い道はストレスがかかるため、できれば裏道やバイパスを選んで走ると安心です。

原付長距離走行のメリットとデメリット

メリット:
・ガソリン代が非常に安い(50km/L以上)
・小回りが効くので道に迷ってもリカバリーしやすい
・のんびり景色を楽しめる

デメリット:
・速度が出ないため、車の流れに乗るのが難しい場面も
・登坂性能に限界がある
・長時間乗るとお尻や腰に負担がかかる

まとめ:原付でも1日200km以上の走行は可能、ただし計画がカギ

原付でも1日100km以上走ることは十分に可能で、慣れてくれば200km以上の長距離も楽しめます。ただし、安全に楽しむためにはしっかりとした計画と準備、そして自分の体調を優先する判断が大切です。

「小さなバイクで大きな冒険を」。それこそが原付の魅力なのかもしれません。

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