いすゞエルフ3tダンプに長タレゴムを取り付けたいと考える方は多く、特にアングルをシャシにどのように固定するかは悩みどころです。この記事では、実際の取り付け方法や注意点を、作業経験を元に詳しく解説していきます。
長タレゴム取り付けの基本構成
長タレゴム(リアマッドフラップ)は、主に荷台後方に泥や水はねを抑制する目的で装着される部品です。取り付けは、ゴムを支えるアングル材を使い、これをシャシやリヤバンパー付近の金属部に固定するのが一般的です。
DIY施工を行う場合には、耐腐食性のあるLアングル(ステンレス製や亜鉛メッキ鋼材)を使用し、しっかりとした固定力を持たせる必要があります。
アングルの固定方法と使用する部材
固定方法として主流なのは、既存のシャシ穴を利用するか、必要に応じてドリルで穴あけしてUボルトやステー金具を使って締結する方式です。ボルトとナットでの締結には、スプリングワッシャーと平ワッシャーを併用して緩み止めを行うと安心です。
また、構造的に直接溶接が可能な箇所であれば、溶接用アングルを使用する方法もあります。ただし、これは技術と設備が必要となるため、基本はボルトオン式がおすすめです。
施工例:Uボルトでシャシ固定するケース
実際の施工例として、リアフレーム後方にあるシャシ穴2箇所を利用し、アングルを当ててからUボルトで締める方法があります。アングルのサイズは「40×40×3mm」程度のL型鋼材がよく使われます。
この方式なら車体を傷めず、後からの脱着や調整も比較的容易です。実際に施工された方の中には、防錆塗装を施した上で設置しているケースも多く見受けられます。
注意点と失敗しないためのポイント
施工時に注意すべきは「車検適合」「干渉の有無」「左右の高さ調整」です。取り付け高さが低すぎると路面と接触しやすく、逆に高すぎると泥除けの効果が薄れます。
また、左右で高さが違ってしまうと見た目だけでなく振動・風圧にも影響するため、メジャーと水平器を使って慎重に位置決めしましょう。
まとめ:アングルのシャシ固定は計画的に行おう
いすゞエルフ3tダンプへの長タレゴム取り付けは、アングルとボルトを適切に組み合わせればDIYでも十分可能です。既存の穴を利用すれば加工も最小限で済み、安全かつ確実に固定できます。
取り付け前にアングルの位置と車体構造をしっかり確認し、必要に応じてステー金具やUボルトを活用しながら施工を進めましょう。防錆処理や仕上げの処理も丁寧に行うことで、長く安心して使用できる補強になります。
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