最近の新しい車で「〇〇 7✖✖」といったナンバーを見かけて、不思議に思った方も多いでしょう。従来は「5」が普通車、「3」が乗用車のイメージがありましたが、ここ数年で「7」のナンバーが増えてきています。この記事では、なぜ「7」が使われているのか、背景にある制度や分類番号の仕組みを分かりやすく解説します。
自動車ナンバーの分類番号とは?
自動車のナンバープレートには「地名・分類番号・ひらがな・数字」という4つの要素があります。そのうち「分類番号」は車の用途や区分を示しており、3桁または2桁の数字で構成されています。
たとえば、従来は「3」が普通乗用車、「5」が小型乗用車として使われてきました。この数字を見ることで、車の種類や登録区分をある程度判断することができます。
「5」が足りなくなった?7の登場の理由
ナンバーは全国で発行されるため、番号が不足してしまう地域が出てきます。特に人気のある「5ナンバー」は枯渇し、新しい番号帯が必要となりました。そこで導入されたのが「7」です。
つまり「7」は特殊な用途の番号ではなく、従来の「5」と同じ小型乗用車の区分を補完するための新しい分類番号なのです。
「7ナンバー」が付く車の種類
7ナンバーが付くのは、基本的に排気量やサイズが小型車規格に収まる乗用車です。つまり、見た目や性能はこれまでの5ナンバー車と変わりません。
実際に街中で見かける7ナンバー車は、トヨタのコンパクトカーや軽自動車登録の普通車バージョンなど、5ナンバーに収まるサイズの車がほとんどです。
他の番号との違い
分類番号には他にも様々な数字があります。例えば「3」は3ナンバーで排気量が大きい普通乗用車、「4」や「6」は貨物用、「8」は特殊用途車両を示します。
このように数字ごとに区分があるため、7ナンバーを見かけても「特別な車」ではなく、あくまで番号の在庫調整で導入されたものだと理解すれば安心です。
番号の確認方法と参考サイト
ナンバープレートの分類番号や意味を調べたい場合は、国土交通省や自動車検査独立行政法人の公式サイトで案内がされています。さらに、車検証を見ることでその車の区分や登録内容を正確に確認することも可能です。
詳しくは国土交通省公式サイトなどで最新情報をチェックすることをおすすめします。
まとめ
最近増えてきた「7ナンバー」は、従来の「5ナンバー」が不足したために導入された新しい分類番号です。車の区分や性能に違いはなく、これまでの小型乗用車と同じ扱いになります。街中で見かけても珍しいものではなく、制度の変化に対応した結果と理解しておくと安心です。
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