空ぶかしでバックタービン音が鳴る動画を見かけることがありますが、これにはいくつかの理由があります。特に、低負荷でもターボチャージャーが反応し、音が出る現象について詳しく解説します。
空ぶかしとターボチャージャーの動作
空ぶかしとは、車両が停止している状態やアイドリング状態でエンジン回転数を上げることを指します。この状態では、エンジンに負荷がかからないため、通常はターボチャージャーのブースト圧がほとんどかかりません。しかし、ターボチャージャーが回転することで、バックタービン音が発生します。
この音は、ターボチャージャーが十分に回転しており、空気の流れが速くなることで発生します。つまり、ターボチャージャー自体はアイドリングでも回転しており、その際にバックタービン音が鳴るのです。
ブーストがかかる立ち上がりと空ぶかしの関係
質問の中で触れられている「空ぶかしの低負荷でもブーストがかかるほど立ち上がりが早い」という点についてですが、実際にはアイドリング時の低負荷状態でブースト圧がかかることは通常ありません。
ただし、ターボチャージャーの回転が速い場合やチューニングされている車両では、空ぶかし時にターボチャージャーが十分に回転し、予想以上に高いブースト圧を発生させることがあります。この場合、実際に加速が始まるとブースト圧の立ち上がりが早く感じることがあります。
ターボ車で空ぶかしが音を出す理由
ターボ車では、エンジン回転数が上がるとターボチャージャーの回転数も上がります。空ぶかしをしていると、通常の加速時のように負荷がかからなくてもターボが回転を始め、その回転数の上昇に伴いバックタービン音が発生します。
特に、チューンドターボ車や高性能なターボ車では、回転数の立ち上がりが早く、アイドリングでも比較的大きな音を出すことがあります。この音自体はターボが動いている証拠であり、エンジンやターボが正常に動作していることを示しています。
まとめ
空ぶかしでバックタービン音が鳴る理由は、ターボチャージャーが低負荷でも回転を始め、エンジン回転数の上昇に伴って発生するものです。ブースト圧が低い状態でのターボの立ち上がりが早いという感覚は、ターボの回転数や車両のチューニングによるものです。この現象は正常なターボ車の動作であり、特に高性能な車両では顕著に見られます。


コメント