新卒で社会人になったばかりの方にとって、趣味や移動手段としてバイクを購入したいという気持ちはよくわかります。特に250ccのZ250SLのような軽量で取り回しの良い単気筒モデルは、維持費も比較的安価で魅力的です。しかし、経済状況やライフプランを踏まえて慎重に判断することが重要です。
まず確認すべきは「経済的な余裕」
現在の手取り収入が約23.9万円で、貯金が110万円あるとのこと。家賃は安価で固定費が低い点は好材料ですが、奨学金と年金特例分を合わせた借金が155万円あるため、計画的な支出が求められます。
Z250SLの購入価格が25万円以内に収まるとしても、登録費用や自賠責保険、任意保険、税金、整備費用などを含めると初期費用は30万円近くかかることも。これに加えて燃料費やメンテナンス費も必要です。
バイク所有にかかる維持費の目安
一般的に250ccバイクの年間維持費は以下の通りです。
- 任意保険:30,000~60,000円(年齢・等級により変動)
- ガソリン代:月3,000~6,000円程度
- 消耗品(オイル、チェーン等):年間10,000円前後
- 駐輪場代:自宅で保管できれば無料
合計すると、年間維持費は6~10万円前後が目安になります。
Z250SLの魅力とコスパを再確認
Z250SLは軽量で扱いやすく、燃費も30km/L前後と非常に良好。中古価格も安定しており、リセールバリューも比較的高い部類です。
また、学生時代に大型バイクの維持経験がある点からも、運転技術やメンテナンス知識に問題はないと考えられます。安全装備やインカムもすでに所持済みで、追加コストが少ないのは大きなアドバンテージです。
今買うべきか、それとも待つべきか?
生活が安定しており、かつ突発的な支出に対応できる余力(最低でも貯金の半分は残しておける)があるなら、バイク購入は可能でしょう。ただし、「今すぐ必要か?」「1年待っても支障がないか?」を自問するのも大切です。
特に社会人1年目は仕事に慣れるまで忙しく、趣味に使える時間が限られる可能性もあるため、納車後に乗る時間がなければかえってストレスになることも。
購入を決断する前にチェックすべきポイント
- 突発的な支出(家電故障、病気など)に対応できる貯金が残るか?
- バイクのある生活を1年間継続できる見込みがあるか?
- 借金返済スケジュールに無理がないか?
- 今後の目標(貯金、引越し、結婚など)に支障をきたさないか?
まとめ:生活を崩さないなら購入は「あり」
Z250SLは性能・価格のバランスが取れた良車であり、装備もすでに揃っていることを踏まえると、生活に支障をきたさない範囲なら購入は十分に検討可能です。
ただし、余裕のある予算設定と、今後のライフプランをしっかり見据えたうえで、慎重に判断しましょう。購入後の後悔を避けるには、「本当に今必要か?」という視点を持つことが何より重要です。
コメント