セルシオにエアロパーツを装着する際、特に純正のリップスポイラーやリアバンパースポイラーを追加する場合には、マフラーとの干渉リスクが気になるところです。特に4本出しマフラーを装着している車両では、見た目と機能性のバランスを考える必要があります。
純正エアロ装着でリアバンパーのマフラー開口部は狭くなる?
セルシオの純正リアバンパーに対して、純正リップスポイラーを追加した場合、開口部の高さ・幅ともに若干変更される場合があります。特にマフラー開口周辺にデザインが入り込むタイプのリップスポイラーでは、実際にマフラー出口が狭く見えるようになる、あるいはクリアランスが減るケースが報告されています。
ただし、これは「狭くなるように見える」程度で、設計上は干渉しない仕様になっていることが多いため、純正4本出しマフラー程度であれば問題ない場合がほとんどです。
社外4本出しマフラーとの相性に注意
セルシオのカスタムでは社外マフラーも人気がありますが、社外4本出しマフラーを装着している場合は注意が必要です。特に出口径が大きかったり、微妙に純正の位置とズレている場合、リアスポイラーの開口と干渉する可能性が高まります。
実際に装着後、アイドリング中にスポイラーと干渉して振動音が出る例や、マフラーの熱でスポイラーが変形した例もあるため、施工前の寸法確認は必須です。
干渉リスクを減らすためにできる3つの対策
- 実車合わせでフィッティングを確認
装着前に仮合わせし、マフラーとバンパー・スポイラーのクリアランスを確保する。 - マフラー出口の角度調整
マフラーのステー部で微調整を行い、開口部中央に収まるようにする。 - 耐熱シートやガードの併用
万が一の接触や熱ダメージを軽減するため、リアスポイラー裏に耐熱素材を貼る。
特に加工なしで装着できる純正パーツであっても、組み合わせるパーツ次第では注意が必要になります。
セルシオの個体差も考慮しよう
中古車市場で出回っているセルシオは年式や整備状況により個体差があり、リアバンパーの取り付け位置やマフラーの角度も微妙に異なる場合があります。
たとえば、同じ年式・型式(DAA-UCF31など)でも、過去に事故修復歴がある車や、マフラーを一度外した車は、開口部のセンターがズレていることも。こうしたズレが干渉リスクを高めることになるため、作業前に必ず確認するのがベストです。
まとめ:見た目と安全性を両立するために
セルシオに純正エアロリップスポイラーを装着することで、見た目の高級感やスポーティさが増しますが、4本出しマフラーと干渉しないかどうかの確認は欠かせません。
「純正同士だから大丈夫だろう」ではなく、現車確認を徹底し、必要に応じて調整やガードの設置を行うことで、安全かつ快適にドライブを楽しむことができます。
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