フィリピンで取得した運転免許証を日本の免許に切り替える際、DL Codes(運転可能な車両区分)に関する問題で書類審査に不合格となるケースがあります。本記事では、DL Codesの理解と、再申請に向けた具体的な対処法について解説します。
DL Codesとは何か?
フィリピンの運転免許証には、運転可能な車両の種類を示す「DL Codes」が記載されています。例えば、AやA1は二輪車や三輪車、BやB1、B2は四輪車を指します。これらのコードは、取得した免許の種類や実技試験の内容に基づいて付与されます。
しかし、日本の免許センターでは、実際に受けた試験内容とDL Codesが一致しない場合、免許の信頼性に疑問を持たれることがあります。特に、二輪車や三輪車の実技試験を受けていないにもかかわらず、AやA1のコードが付与されている場合、問題視されることがあります。
書類審査で不合格となる主な理由
日本の免許センターでは、外国の免許証が正当に取得されたものであるかを確認するため、書類審査を行います。フィリピンの免許証において、実技試験を受けていない車両区分のDL Codesが含まれている場合、以下のような理由で不合格となることがあります。
- 実技試験の未受験:実際に受けていない車両区分の試験が含まれていると、免許の正当性が疑われます。
- 免許取得手続きの不透明さ:フィリピンでは、免許取得手続きが簡略化されている場合があり、日本の基準と合致しないことがあります。
- 書類の不備:必要な書類や証明書が不足している場合、審査に通らないことがあります。
再申請に向けた具体的な対処法
書類審査で不合格となった場合でも、以下の対処法を講じることで、再申請の可能性を高めることができます。
- DL Codesの修正:フィリピンのLTO(Land Transportation Office)で免許証のDL Codesを実際に受けた試験内容に合わせて修正してもらいます。
- 必要書類の準備:以下の書類を準備し、正当な手続きで取得したことを証明します:
- LTO発行の免許証の真正証明書
- フィリピン外務省の認証(アポスティーユ)
- 運転免許取得後、フィリピンに3ヶ月以上滞在したことを示すパスポートの出入国記録
- 免許証の日本語翻訳文(JAFまたはジップラス株式会社による)
- 免許センターへの再申請:必要書類を揃えた上で、再度免許センターに申請します。事前に電話で相談し、必要な書類や手続きについて確認しておくとスムーズです。
他の申請者の体験談
同様の問題に直面した他の申請者の体験談も参考になります。例えば、あるフィリピン人の夫が日本の免許に切り替える際、書類不備で事前審査に2度落ちたものの、必要な書類を揃えて3度目の申請で合格したケースがあります。参考記事
まとめ
フィリピンの運転免許証を日本の免許に切り替える際、DL Codesの不一致や書類の不備が原因で書類審査に不合格となることがあります。しかし、正しい手続きを踏み、必要な書類を揃えることで、再申請の可能性は十分にあります。免許センターや専門機関と連携し、慎重に手続きを進めることが重要です。
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