エスティマACR50にオートリトラクタブルミラーを後付けする際の選び方と配線の違い

カスタマイズ

平成21年式のトヨタ・エスティマ(ACR50系)にオートリトラクタブルミラーを後付けしたいと考える方は多いですが、ヤフオクやネット通販で出回っているキットには、運転席側のみ接続のものと、助手席側にも接続が必要なタイプの2種類があります。本記事では、その違いや選び方について詳しく解説します。

オートリトラクタブルミラーとは?

オートリトラクタブルミラーとは、ドアのロック・アンロックに連動して、自動でドアミラーを格納・展開する機能です。便利さだけでなく、駐車中の接触防止にも役立ちます。

トヨタ車の一部グレードでは純正で装備されていますが、エスティマACR50では後付け対応キットが多く流通しており、DIYで取り付けるユーザーも少なくありません。

配線タイプの違い:運転席側のみ vs 両側接続

ヤフオク等で販売されている後付けキットには、以下のような2つのタイプがあります。

  • 運転席側のみ接続タイプ:ドアロック信号やミラー開閉信号を運転席側の配線に割り込ませるタイプ。比較的簡単に取り付け可能。
  • 両側接続タイプ:助手席側にも信号を送るための配線作業が必要。より確実な動作や車種によっては必要な場合もある。

エスティマACR50では、ミラー開閉の信号が左右ドアごとに制御されているため、正確な同期を求める場合は両側接続タイプの方が推奨されます。

運転席側のみ接続のメリット・デメリット

運転席側のみで済むキットは、配線の取り回しが短く、作業時間も短縮できます。DIY初心者にとって扱いやすく、価格も比較的安価です。

ただし、車両によっては助手席側ミラーが反応しない、あるいはタイミングがずれるといった不具合が出ることがあります。特に後期型では制御方式が変更されている場合もあるため注意が必要です。

両側接続タイプの安定性と適合性

両側接続タイプは、助手席側にも信号を正しく送るため、左右のミラーが確実に同時に動作することが期待できます。トヨタ系の一部車種ではこの配線方法が前提となっていることもあります。

多少の配線作業が増えますが、長期的に見てトラブルのリスクを減らしたい方にはおすすめです。

どちらを選ぶべきか?判断基準とは

選定時のポイントは以下のとおりです。

  • DIY経験が少ない → 運転席側のみ接続タイプ
  • 正確な動作と確実性を重視 → 両側接続タイプ
  • 前期型・後期型の違いに注意(後期型は要確認)

また、商品の説明文に「車両個体差による不具合の可能性あり」と記載がある場合は、両側接続タイプを選んだほうが無難です。

実際の取り付け事例と注意点

実際にACR50のユーザーがオートリトラクタブルミラーを取り付けた例では、「運転席側だけで問題なかった」という声もあれば、「助手席側が動かず、結局両側配線した」というケースもあります。

取付作業では、内張りの取り外しやエレクトロタップの使用が必要となるため、事前に取り付けマニュアルを確認し、必要工具を準備しておきましょう。

まとめ:用途と取り付け難易度で選ぼう

エスティマACR50にオートリトラクタブルミラーを後付けする場合、運転席側のみで済む簡易タイプと、両側に接続する本格タイプがあります。DIYの難易度や期待する機能性によって選ぶのがポイントです。

確実な動作を求めるなら、少し手間がかかっても両側接続タイプをおすすめします。車両の年式や仕様にも注意しながら、適切な商品を選んでください。

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