バイクのオイル量の確認は、エンジンの状態に応じて正確に行うことが重要です。特に、エンジンが冷えている状態と温まった状態でオイル量が異なる場合、どちらの状態で確認すべきか悩むこともあります。この記事では、オイル量の確認方法と正しいチェックタイミングについて詳しく解説します。
オイル量が異なる理由:エンジン温度の影響
エンジンが温まると、オイルの粘度が低下して流れやすくなり、オイルがエンジン内部に広がりやすくなります。そのため、走行後の温間時にはオイルがオイルウィンドウに多く見えることがあります。この現象は、エンジン内部でオイルが循環しているため、液体の体積が一時的に増加するためです。
冷間時のオイル量は、エンジン内部でオイルがしっかりと沈殿しているため、実際のオイル量を最も正確に反映します。したがって、オイル量を確認する際は、エンジンが完全に冷えてから行うのがベストです。
正しいオイル量の確認方法
オイル量の確認は、エンジンが冷えている状態で行うのが一般的なルールです。この状態で確認することで、オイル量が正確にわかります。具体的には、オイルウィンドウを確認し、規定のオイル量が表示されていることを確認します。
エンジンが温まった状態でオイル量を確認する場合は、オイルウィンドウにオイルが多く表示されることがあるため、その時点ではオイルが規定量を超えているように見えることがあります。この場合、オイルの量が増えたわけではなく、単にオイルがエンジン内部で広がっているためです。
走行後にオイル量を確認する場合
走行後にオイル量を確認する場合は、オイルウィンドウの表示を一度確認した後、バイクをまっすぐな場所に立て、数分間オイルが落ち着くのを待つと良いでしょう。その後、再度オイルウィンドウを確認することで、より正確なオイル量がわかります。
この手順を踏むことで、オイル量が不正確に表示されるのを避け、適切な量を把握することができます。
オイル量が多すぎる場合の対処法
オイルが多すぎる場合、エンジンに負担をかけたり、オイル漏れを引き起こしたりする可能性があります。もしオイルがオイルウィンドウを超えて表示されている場合は、少しずつオイルを抜いて調整することが必要です。
オイル量が多すぎる場合、バイクショップに持ち込むか、自分でオイルを抜く作業を行うことができます。自分で作業を行う場合は、慎重に作業を進め、規定のオイル量に調整しましょう。
まとめ:オイル量の確認は冷間時に行うのが基本
バイクのオイル量を確認する際は、エンジンが完全に冷えている状態で行うのが最も正確です。走行後のオイル量確認は一時的な増加が見られることがあるため、冷間時に再確認することが重要です。定期的なオイルチェックを行い、適切なオイル量を保つことで、エンジンの健康を守り、長く快適にバイクを楽しむことができます。
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