アルファード30系後期(2020-2021年モデル)の中古車価格が高騰している中、450万円での購入は妥当なのか?また、他のミニバンと比較した場合、どの選択肢が最もお得なのかを検証します。
現在の中古市場とアルファード30系の価格動向
アルファード30系(特に後期型)は、世界的な半導体不足や新車供給の遅れの影響で、中古車価格が上昇傾向にあります。
1. アルファードの中古価格の推移
- 30系後期(2020-2021年)タイプゴールドの相場:400万〜480万円(走行距離2万km前後)
- 2023年型SCパッケージ:550万円前後
- 新型アルファード(2023年以降):新車価格650万円〜
450万円は相場内ではあるが、割安というわけではないため、購入を決断する前にリセールや維持費を考慮する必要があります。
5年後のリセール価値を比較
5年後の買取価格を予測し、減価償却(購入価格から売却価格を引いた金額)を計算すると、以下の結果になります。
車種 | 購入価格 | 5年後の予想売却価格 | 減価償却 |
---|---|---|---|
①アルファード30系2021年(タイプゴールド・2万km) | 450万円 | 130万円 | 320万円 |
②アルファード2023年(SCパッケージ・2万km) | 550万円 | 180万円 | 370万円 |
③ボクシー(新古車・ガソリン) | 450万円 | 180万円 | 270万円 |
④セレナ(新古車・ガソリン) | 430万円 | 150万円 | 280万円 |
⑤新型アルファード(Zグレード・新車) | 650万円 | 450万円 | 200万円 |
この結果から、お得順のランキングは以下のようになります。
- 1位:新型アルファード(減価償却 200万円)
- 2位:セレナ(280万円)
- 3位:ボクシー(270万円)
- 4位:アルファード30系後期(320万円)
- 5位:アルファードSCパッケージ(370万円)
各選択肢のメリット・デメリット
① アルファード30系後期(2021年・450万円)
- メリット:即納可能、内装の高級感、現行モデルの安定感
- デメリット:5年後のリセールが低い、中古車価格が高騰しており割高感
② アルファード2023年 SCパッケージ(550万円)
- メリット:最新型、装備充実、リセール価値が比較的高い
- デメリット:価格が高い、納車が遅れる可能性
③ ボクシー新古車(450万円)
- メリット:新古車なので新車同様、維持費が安い
- デメリット:内装の高級感がアルファードに劣る
④ セレナ新古車(430万円)
- メリット:ボクシーと同じくコスパが良い
- デメリット:アルファードに比べると走行性能が劣る
⑤ 新型アルファードZ(650万円)
- メリット:5年後のリセールが最も高い、最新型
- デメリット:初期費用が高い、納期が長い
結論:どの選択肢が最適か?
「損をしにくい買い方」という視点で考えると、以下のように選択肢が分かれます。
1. コスパ最優先 → 新型アルファードZ(650万円)
リセールを考えた場合、5年後の価値が最も高く、減価償却額が最小になるため、損をしたくないなら新型アルファードを待つのが最良。
2. すぐに乗り換えたい → ボクシー or セレナの新古車
アルファードにこだわらないなら、新古車のボクシーやセレナはコストパフォーマンスが良い。
3. アルファードにこだわるなら → 30系後期より新型を選ぶべき
30系後期は相場が高騰しており、リセール価値が低いため、予算を増やせるなら新型の方が長期的にはお得。
まとめ
- 5年後のリセールを考えると、新型アルファードZ(650万円)が最もお得
- 新古車(ボクシー・セレナ)は価格とリセールのバランスが良い
- アルファード30系後期は相場が高く、リセールを考慮すると慎重な判断が必要
予算や納期を考慮しながら、自分に最適な選択をしましょう。
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