軽研磨に最適なスポンジとバフの選び方|水垢・小傷対策の基本と実践

車検、メンテナンス

車のボディに付いた小傷や水垢を除去するには、軽研磨による処理が有効です。ただし、適切なスポンジやバフの選定を誤ると、逆に塗装面にダメージを与える可能性もあるため、素材や用途に応じた正しい選び方を理解することが大切です。

軽研磨とは?どんなときに使うのか

軽研磨とは、塗装面の微細な傷や水垢、くすみを落とすためにコンパウンドを使って表面をなだらかに整える作業を指します。通常はクリア層の表面のみを磨く程度で、塗装を深く削るわけではありません。

例としては、「洗車しても取れない雨ジミ」や「手洗い傷」などを除去したいときに使用されます。新車でも洗車キズが気になる方にはおすすめの手法です。

コンパウンドの種類と粒度の選び方

コンパウンドには粗目、中目、細目、超微粒子といった粒度があります。軽研磨では細目〜超微粒子の使用が基本です。

例えば、3Mの「ハード・1-L」や「ウルトラフィーナ」、SOFT99の「コンパウンドトライアルセット(細目・極細・超微粒子)」などが代表的な商品です。

スポンジとバフの基本的な種類

  • ウレタンスポンジ:初心者向きで柔らかく扱いやすい。手磨きに最適。
  • ウールバフ:研磨力が高く、深い傷に対応。ポリッシャー専用。
  • ウレタンバフ:粒度ごとに粗さが選べ、軽研磨に最適。仕上げにも使える。

手磨きの場合はスポンジパッドを使用し、ポリッシャーでの作業ではウレタンバフの「仕上げ用(黒または白色)」を選びましょう。

用途別おすすめのバフとスポンジ

水垢やうっすらした線キズには、超微粒子コンパウンド+仕上げ用ウレタンバフが効果的です。

少し深めの洗車傷には、細目コンパウンド+中間硬度のウレタンバフを使いましょう。仕上げに極細目で磨くとツヤ感が出ます。

使用時の注意点と手順

軽研磨はやりすぎ注意です。特に黒系やソリッドカラーは傷が目立ちやすく、慎重に行う必要があります。

手順の一例:

  • 洗車・鉄粉除去をしてから作業
  • スポンジに少量コンパウンドを取り、力をかけずに一定方向へ磨く
  • マイクロファイバークロスで拭き上げて仕上がり確認

実例:黒のセダンに手磨きで水垢除去したケース

黒系セダンのリアバンパーにあった水垢を、SOFT99の「極細」+専用スポンジで軽く研磨。30分ほどの作業で水垢が消え、塗装面に明らかなツヤが戻ったという報告があります。力を入れすぎず、優しく磨くのがコツだったようです。

まとめ:コンパウンドとスポンジの正しい選定が仕上がりを左右する

軽研磨は正しく行えば、手軽に愛車の美観を取り戻せる優れた方法です。ただし、使うコンパウンドとバフの組み合わせが非常に重要で、無理に強く擦ると逆効果になります。

初心者はまず、細目コンパウンド+柔らかめのウレタンスポンジで試してみるのがおすすめです。経験を積みながら徐々に扱いを広げていきましょう。

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