中古車購入時に定期点検記録簿がない場合の対応と重要性|もらっておくべき理由と注意点

中古車

中古車を購入する際、「定期点検記録簿(整備記録簿)」があるかどうかは、車の状態や整備履歴を知る上で非常に重要なポイントです。記録簿が付いていると聞いていたのに入っていなかった場合、単なる入れ忘れなのか、それとも他に理由があるのか気になる方も多いはずです。本記事では、記録簿の重要性や再発行・対応方法について詳しく解説します。

定期点検記録簿(整備記録簿)とは?

定期点検記録簿とは、法定点検や車検、整備の内容を記録した文書で、整備工場やディーラーによって発行されます。車の健康診断書のような役割を持ち、過去の整備履歴が確認できるため、購入後の安心材料になります。

記録簿があることで、車がどのようなメンテナンスを受けてきたかがわかり、事故歴や隠れた故障リスクをある程度判断する手がかりになります。

記録簿がなかった場合のリスクとは?

中古車に記録簿が付いていない場合、以下のようなリスクが考えられます。

  • 過去の整備歴が不明なため、重大な修理歴や整備漏れがある可能性
  • 将来的な故障リスクが読めず、メンテナンス計画が立てづらい
  • 売却時の査定額が下がる可能性がある

特に長期使用を想定している場合や、走行距離の多い車の場合は、整備記録の有無が信頼性に大きく影響します。

記録簿が付いていない場合の対応策

もし「記録簿あり」として販売されていたにもかかわらず、納車時に入っていない場合は、販売店にすぐに確認しましょう。単なる入れ忘れであるケースも多く、在庫車両や店舗に残っている可能性もあります。

それでも見つからない場合は、過去に点検を受けた整備工場やディーラーで再発行ができるか相談するのも一つの手です。ただし、全ての整備履歴を再発行できるわけではなく、発行元によって対応が異なる点に注意が必要です。

定期点検記録簿をもらっておくべき理由

理由1:車の整備状況がひと目でわかるため、故障リスクを事前に把握できる。

理由2:売却時に記録簿があることで査定額が上がる傾向がある。

理由3:ディーラー整備などの履歴があることで信頼性が増し、次の車検やメンテナンスもスムーズになる。

中古車購入時のトラブル回避のために

記録簿の有無に限らず、契約前には「契約書の付属書類欄」「車両状態説明書」をしっかり確認し、口頭だけでの説明ではなく、文書化されているか確認しましょう。

また、記録簿だけでなく、整備明細や納車前点検記録も含めた「書類一式の確認」は、トラブル防止に非常に有効です。

まとめ:記録簿は信頼の証、もらえるなら必ず手に入れるべき

中古車における定期点検記録簿は、車の安全性と信頼性を裏付ける大切な書類です。記録簿ありと説明された場合は、必ず入手できるよう販売店に確認しましょう。たとえ車の状態が良さそうでも、記録簿があるだけで将来的な安心感や再販時の価値が大きく異なります。

万が一記録簿が見当たらない場合も、諦めずに確認・交渉しておくことをおすすめします。

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