バイクに乗るために必要なものといえば、バイク本体だけではありません。特に安全面を考えると、ライディングギアの重要性は非常に高く、バイクを所有していない場合でも揃えるべきか迷う方は多いでしょう。本記事では、レンタルバイクでツーリングを楽しむ方や、バイク未所持のライダーに向けて、ライディングギアの必要性や選び方について詳しく解説します。
バイクを持っていない人でもライディングギアを揃えている人は多い?
近年、レンタルバイクやシェアバイクの利用者が増加する中で、バイク未所持ながらライディングギアを揃えているライダーも少なくありません。あるバイク系メディアの調査によると、レンタルやツーリングクラブを利用しているライダーの約6割が、ヘルメットのほかにもグローブやジャケットなどのギアを自前で用意しています。
特にバイクに乗る頻度が月1回以上ある方や、高速道路や長距離ツーリングを行う方は、安全面やフィット感を重視して自前のギアを選んでいます。
なぜ自前のライディングギアが必要なのか?
まず第一に挙げられるのが「安全性」です。レンタルギアはサイズが合わなかったり、経年劣化していたりする場合があります。自分の体に合った装備でなければ、事故時のダメージを防ぐ効果が大幅に下がります。
また、清潔さや快適性の観点でも、自分のギアの方が長時間のツーリングに適しています。汗をかいたグローブやヘルメットのインナーなどは、使いまわしよりも自分専用の方が圧倒的に快適です。
最低限揃えておきたいライディングギア5選
・ヘルメット:すでに所有している場合はOKですが、可能であればSG規格やJIS規格対応のフルフェイスかジェットタイプをおすすめします。
・ライディンググローブ:転倒時に手を守るため、プロテクター入りのものを選びましょう。夏用・冬用と季節によって使い分けると快適です。
・ライディングジャケット:肩・肘・背中にプロテクターが入ったモデルが安心。メッシュ素材や防寒素材など、用途に合わせて選びます。
・プロテクターパンツ:ジーンズ風の見た目でも内部にパッドが仕込まれたものが増えています。普段着でも違和感がないデザインが多くあります。
・ライディングブーツ:くるぶしまで覆うものが基本。防水性やシフト操作のしやすさも考慮しましょう。
費用を抑えるなら「中古・アウトレット・セール品」も視野に
ライディングギアはすべて揃えると数万円かかることもありますが、コストを抑える方法も多くあります。例えば、大手用品店のアウトレットコーナーやシーズンオフのセールでは、型落ちモデルを安価で手に入れることができます。
さらに、信頼できる中古市場では、数回しか使用されていない美品が格安で販売されていることも。ネットオークションやフリマアプリも併用すると、予算を抑えながら揃えることが可能です。
ライディングギアの「持ち運び」と「保管」についても考えよう
バイクを持たずにレンタルで乗る場合、ライディングギアを持ち運ぶ必要があります。そこで重要なのが収納力のあるバッグやキャリーケースの選定です。ヘルメットバッグやブーツも入る大型リュックがあると便利です。
また、アパートなどの限られた居住空間でも、ライディングギアをコンパクトに収納できる専用ラックや圧縮袋の活用で、保管の悩みも軽減できます。
まとめ:バイクがなくても安全と快適のためにギアは揃える価値あり
バイクを所有していなくても、ライディングギアは安全・快適なツーリングのために大きな役割を果たします。無理のない範囲で必要最低限の装備から揃え、レンタルライダーとしての楽しさを最大限引き出しましょう。
特に、今後もバイクとの関わりを続けたいと考えているなら、自前のギアは長い目で見て「投資」としての価値も十分にあります。
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