冷却水（LLC）の補充時に、精製水とLLC青色のどちらを使用すべきか悩むことがあるかと思います。特に、SLLC青色が入っている車両の場合、どちらが適しているのかを理解することが大切です。この記事では、冷却水の補充方法と選択肢について詳しく解説します。
1. SLLC青色とは？
SLLC（Super Long Life Coolant）は、長寿命の冷却水の一種で、特にトヨタ車などに使用されることが多いです。青色の冷却水は、アルミエンジンやラジエーターなどの金属部品を保護するため、優れた腐食防止性能を持っています。SLLC青色には、1年または5万キロごとの交換が推奨されています。
このSLLC青色を使用している車両において、補充を行う際にはどのタイプの冷却水を使用するかが重要なポイントになります。
2. 精製水とLLC青色の選択肢
冷却水の補充に使用する液体は、基本的に精製水か、同じタイプのLLC（Long Life Coolant）です。精製水は純粋な水であり、冷却水に適した成分が加えられていません。そのため、冷却水の成分が不足している場合に補充用として使用できます。
一方で、LLC青色（SLLC青色）を使用する場合は、元々入っている冷却水と同じ成分を補充することができるため、補充後も冷却性能や防腐食性能を維持できます。SLLC青色を使用した場合、エンジンや冷却系統に必要な性能を確保しやすいです。
3. 200ミリ〜300ミリの補充に対する対応
補充量が200ミリ〜300ミリ程度であれば、LLC青色を使用するのが最も適切です。これは、冷却水の種類が統一されることで、システム内での性能低下を防ぐためです。また、精製水を使用した場合、冷却水の濃度が低くなり、長期的に見て冷却性能が劣る可能性もあります。
そのため、元々のSLLC青色が入っている車両では、同じ青色のLLCを補充することを推奨します。冷却水の種類が異なると、冷却性能や腐食防止効果が落ちる可能性があるため注意が必要です。
4. まとめ
冷却水（LLC）の補充には、元々入っている冷却水と同じ種類を使うことが最も重要です。SLLC青色が使用されている車両には、LLC青色を補充するのが最適です。精製水は補充用としては使用できますが、長期的な冷却性能や腐食防止を考えると、同じタイプのLLCを使用する方が安心です。200ミリ〜300ミリ程度の補充量であれば、LLC青色を選ぶことをおすすめします。
コメント