近年の中古ミニバン市場では、2列目ベンチシートよりもキャプテンシート(個別シート)を装備する車種が目立ちます。なぜこの変化が起きたのか、実例を交えて整理しました。
2列目シートの進化と安全重視の流れ
かつてはベンチシートが主流だったミニバンも、安全装備の進化や快適性の追求により、個別シートが増加しています。
具体例として、セレナ(旧型Sハイブリッド)では3人掛けベンチでしたが、最新のC27型ではデュアルキャプテンシートを採用するグレードが多くなっています。
キャプテンシート採用のメリット
快適性向上:肘掛け・リクライニング機能などが充実し、長距離ドライブでも疲れにくい。
安全性向上:ISOFIX対応やエアバッグ連携など前後左右の衝突時に高い効果がある。
中古市場で高評価な実例モデル
● トヨタ・アルファード/ヴェルファイア(GGH30系以降)
キャプテンシート装備グレードは高級感があり、レンタカーやファミリー層に人気です。
● ホンダ・オデッセイ(RC系)
2列目がキャプテンシート仕様のEXやABSパッケージは、シート間のスペースが広く、機能性では上級評価。
ベンチシート車のメリット&検討ポイント
ベンチシート車は真ん中に人を座らせられる点や3列目へのアクセスがしやすいメリットがあります。
ただし、現行モデルでは選べるグレードが少なく、高年式の中古車を狙うなら早めの購入検討が必要です。
購入前にチェックすべき項目
- チャイルドシート固定用のISOFIX有無
- 左右独立シートのリクライニング・スライド幅
- シート間スペースと収納性(ドリンクホルダーや小物入れ)
- 実際の使用シーンに対応できるか(2人旅?3列フル乗車?)
これらはキャプテンシート・ベンチシート問わず重要な判断ポイントです。
まとめ
近年のミニバンは、安全・快適性のニーズに応え、2列目にキャプテンシートを採用するモデルが増加しています。
とはいえ、真ん中席を活かしたいファミリー層にはベンチシート車も根強い人気があります。高年式でベンチシート希望なら、早めに市場をチェックするのがおすすめです。
ご自身のライフスタイルや使用シーンに応じて、シートタイプ別のメリットと具体的装備を比較し、理想の1台を手に入れてください。
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