走行中にリアから「ポキッ」という異音がする原因とは?カムリや他車種でも起こりうる要因を解説

車検、メンテナンス

走行中に突如としてリア側から「ポキッ」という異音が発生すると、不安を感じる方も多いでしょう。異音が一度きりでも、車両トラブルの予兆である可能性もあります。今回は、トヨタ・70系カムリを例に、走行中のリア異音の主な原因や対処法について詳しく解説します。

リアからの異音で想定される主な原因

「ポキッ」という音は、金属やゴム部品が動いたり外れたりする際に生じることが多く、以下のような原因が考えられます。

  • サスペンションブッシュの劣化
  • スタビライザーリンクの緩みや破損
  • リアショックアブソーバーの異常
  • ブレーキパーツ(バックプレートやパッド)との干渉

これらはいずれも、段差や旋回時に力が加わることで一瞬だけ音がするケースが多く、特に年数が経った車両に見られる傾向があります。

タイヤ周辺に異常がないかをまず確認

タイヤ付近に異物(石、金属片など)が挟まっていたり、ホイールナットが緩んでいたりすることも異音の原因になります。

特に車検後やタイヤ交換後は、トルク管理が不適切で異音がする場合もあるため、まずは安全な場所でホイール周辺を目視確認してみましょう。

車内やトランク内の積載物が原因のことも

一見、車両の構造部品からの異音に思えても、意外と車内やトランクに置いてある工具箱・ジャッキ・ペットボトルなどが、振動によって「ポキッ」や「コトッ」といった音を出す場合もあります。

音が一度きりで再発しない場合は、念のため積載物の固定状態や不要物の除去もチェックしてみましょう。

トヨタ70系カムリ特有の事例と傾向

カムリ70系においても、特にサスペンションやスタビライザー周辺の異音報告は少なからずあります。経年劣化によりブッシュが硬化し、走行時に一時的に異音を発するケースも。

「まっすぐの道を走っていた」としても、路面のわずかな起伏がストレスを加えた可能性があります。ディーラーや整備工場での点検時には、リアの足回りを重点的に確認してもらうのがおすすめです。

異音が一度きりの場合の判断基準

一度きりの異音で、以後再発しない場合は、深刻な故障の兆候ではないこともあります。ただし以下の兆候があれば注意が必要です。

  • 異音が段差や加速時などに再発する
  • 振動や異常な挙動を伴う
  • ブレーキの効きに違和感がある

再発がない場合でも、次回点検時に「過去に異音があった」ことを伝えて点検してもらうと安心です。

まとめ:一度きりの異音でも注意深く観察を

リアからの「ポキッ」という異音は、サスペンション周りや積載物が原因の可能性が高いですが、油断せず再発の有無や走行中の様子をよく観察しましょう。

70カムリのようなミドルセダンでも、経年による部品の劣化や緩みは起こりうるため、不安があれば一度プロに診てもらうことをおすすめします。安全第一で、異常を感じたときは早めの点検を心がけましょう。

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