新車購入時のオプション選びは悩ましいものですが、特に「コーティング」は金額も高額なため慎重になる方が多いです。ホンダの販売店で提示される「ダブル+シタ(ダブルプラスシタ)」コーティングは、約15万円超と高額に感じる方も多いですが、本当にその価値はあるのでしょうか?本記事ではその内容と費用対効果を詳しく解説します。
「ダブル+シタ」とは?その施工内容を知ろう
「ダブル+シタ」はホンダ車ディーラーが取り扱う高性能ガラス系ボディコーティングの一種で、ボディ表面に撥水・艶・耐久性を付加するための加工です。
「ダブル」は上層のガラス質コーティング、「シタ」は下地処理(脱脂・磨き)を含むことで、より深い艶と持続性を追求したプランとなっています。特に濃色車の場合、下地処理による仕上がりの違いが顕著に出ます。
価格は妥当か?他社サービスとの比較
ホンダの「ダブル+シタ」は約158,000円(車種によって変動)と、一般的なディーラーコーティングの中でも高価格帯に入ります。
- ホンダ「ダブル+シタ」:約158,000円
- 専門業者のガラスコーティング(例:G’ZOX、キーパー等):約50,000〜100,000円
- 自分で施工する簡易系コーティング:5,000〜10,000円
このように、価格は確かに高めです。しかしディーラー施工であるため、施工ミスが少なく、保証がついているという安心感があります。
どんな人におすすめか?コスト以上の価値を得るケース
以下のようなケースでは「ダブル+シタ」のような高性能コーティングが効果を発揮し、価格に見合うメリットを得られる可能性があります。
- 濃色車(ブラック系)のオーナー
- 屋外駐車がメインで、紫外線・酸性雨の影響が心配
- 洗車回数を減らしたい、セルフメンテが苦手
- 売却時に高値を維持したい
逆に、白系の車で屋内保管・頻繁な洗車をしている方には、そこまでの必要性がない場合もあります。
実際につけた人の声:満足度は?
ユーザーの声を見てみると、「確かに高いけど、5年間洗車だけでOKだった」「黒色車の艶がすごくて満足している」といった評価がある一方で、「効果の違いがわからなかった」「別業者でやったほうが安かった」といった声も少なくありません。
つまり、満足度は期待値と施工内容の理解度に比例しているといえます。特に営業担当からの丁寧な説明があった場合のほうが、満足度が高い傾向にあります。
不要と感じたら断ってOK!選択は自由
見積もり時に「ダブル+シタ」が初期で組み込まれていても、あくまでオプションです。必要性を感じなければ断ることに問題はありません。
また、ディーラーに「コーティングは別業者で依頼する予定」と伝えることで、営業からのしつこい勧誘を防ぐことも可能です。施工済車と未施工車を並べて説明してくれる店舗もあるので、疑問があれば納得するまで質問しましょう。
まとめ:高額なだけに、自分にとって必要か慎重に判断を
「ダブル+シタ」は確かに高額なコーティングオプションですが、その価値を感じるかどうかは車の保管状況やメンテナンスへの意識により変わります。
予算に余裕がある方や、愛車の美しさを長く保ちたいと考えている方には選ぶ価値がありますが、コストを抑えたい方は他の選択肢と比較検討してから決めるのがおすすめです。大切なのは「納得して選ぶ」こと。営業トークに流されず、自分の使用状況と価値観に合った選択をしましょう。
コメント