エブリィDA62Wで駐車後アイドリング→走行時に白煙が出て、数百メートルで収まる…という症状は意外と見落とされがちですが、原因を知れば対策できます。今回はそのメカニズムと修理方法を詳しくご紹介します。
アイドリング後の白煙はなぜ起こる？
こうした症状の多くはオイル下がり（バルブステムシール劣化）が原因です。長時間のアイドリング中にシールが油を燃焼室に送り込み、走行で温がると白煙が発生します :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
また、走り始めに症状が収まるのは、燃焼温度が上がり誤燃焼が減るためです。
実際の修理事例：ステムシール交換＆オーバーホール
エンジンオーバーホールでバルブステムシールやガスケットを交換し、吸排気系洗浄、ピストンリング清掃を実施した店舗では、白煙・パワー回復が報告されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
専門工場でのバルブステムシール交換だけでも改善が期待でき、多くはエンジンを降ろさず施工可能です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
ターボ不良による白煙もあり得る
ターボ車の場合、タービン内部の損傷やオイル漏れで、アイドリング・走り出し時に白煙が発生することがあります。泉南市などでもターボチャージャー交換で症状改善が報告されています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
簡易対策：添加剤による改善例
オイル添加剤（例：WAKO’S パワーシールドなど）を使用し、数百km走ることで症状が和らいだというユーザー報告もあります :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
ただし根本的な解決には至らないケースが多く、やはり機械的な部品交換が必要になります。
症状別の対応フロー
- アイドリング後の白煙…→オイル下がり疑い→バルブステムシール交換/オーバーホール
- パワー低下＋アイドリング時白煙…→ターボ不良→ターボチャージャー交換
- 添加剤で一時改善…→暫定対応、長期的には部品交換を検討
まとめ：原因を見極めて適切な対応を
DA62Wの白煙症状は「オイル下がり」が最も多い原因で、バルブステムシール交換・オーバーホールで改善が期待できます。また、ターボ車特有の症状としてターボ不良も考慮すべきです。
まずは信頼できる整備工場で原因診断を受け、必要に応じて部品交換を行うことで、安全で快適な走行が可能になります。
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