車のドアの上にある小さなガラス部分を見て、「あれって何て名前?」と疑問に思ったことがある方も多いでしょう。特に後付けのパーツやドレスアップアイテムと誤解されがちですが、実は安全性や視界確保において重要な役割を果たすパーツです。本記事では、そのガラスの正式名称と機能について詳しく解説します。
正式名称は「ドアガラス」や「クォーターガラス」
ドアの上にあるガラス部分の名称は、車種や位置によって異なりますが、一般的には以下のように呼ばれます。
- ドアガラス(サイドウインドウ):ウインドウスイッチで上下に動かせるメインのガラス
- クォーターガラス:ドアやピラーの前後に固定されている小さなガラス部分
「クォーターガラス」は可動しない固定式で、ピラー付近にあることが多く、前側は「フロントクォーターガラス」、後部は「リアクォーターガラス」と呼ばれます。
クォーターガラスの役割と重要性
この小さなガラス部分は単なるデザイン要素ではありません。実用的にも多くの機能があります。
- 死角を減らす:Aピラー(フロントガラスとドアの間)付近にあるガラスは、歩行者や自転車の視認性を高めます。
- 開放感の向上:リアのクォーターガラスは、後部座席の圧迫感を軽減します。
- デザイン面のアクセント:スタイリッシュなシルエットを演出する効果もあります。
交換や修理が必要なケースとは?
クォーターガラスは固定式ですが、以下のような理由で交換が必要になることがあります。
- 飛び石や事故による破損
- いたずらや盗難による割れ
- 経年劣化によるシールの剥がれや水漏れ
交換費用は車種やガラスの種類によって異なりますが、一般的には1万円〜3万円程度が目安です。
車種ごとのクォーターガラスの違い
すべての車にクォーターガラスが付いているわけではありません。たとえば、コンパクトカーや一部のSUVではリアクォーターガラスが独立している場合があり、デザイン的な工夫も見られます。
また、ミニバンやワゴン車では、サードシート付近に大きめのリアクォーターガラスがあり、視界確保と開放感の両方を兼ね備えています。
まとめ:名前を知れば車の構造も見えてくる
車のドア上部やピラー周りにある小さなガラスは、「クォーターガラス」と呼ばれる重要な部位です。単なる飾りではなく、安全性・視界・快適性を支えるパーツであることがお分かりいただけたでしょう。
次に車を見るときには、こうしたディテールにも注目してみると、より車への理解が深まります。
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