大学生活を充実させる手段のひとつとして車の購入を考える人は少なくありません。特にキャンパスが広い、実家から離れて暮らしている、バイト先への移動が必要など、理由はさまざまです。この記事では、大学生活4年間に限定して車を所有するケースに焦点を当てて、中古車購入の判断ポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
■ 中古車71万円・2020年式・走行距離6.9万kmは買いか?
この条件を見ると、年式と価格のバランスは悪くありません。2020年式なら車両は比較的新しく、71万円という価格も良心的です。
ただし、走行距離6.9万kmはやや多めです。1年あたり約2万km走行されていた計算になるため、前オーナーが長距離通勤や営業車として使っていた可能性もあります。車の状態をしっかり確認しましょう。
■ 走行距離と年式の関係で気をつけるべき点
中古車購入で最もよく比較されるのが「年式」と「走行距離」です。一般的に10万kmを超えると故障のリスクが高まり、下取り価格も大きく下がります。そのため、10万km以内の車を大学卒業まで乗るというのがひとつの目安です。
例:現在6.9万kmで購入し、4年間で月に500km乗る場合、卒業時には約9万km程度になる計算です。走行距離としては理想的な上限に収まります。
■ 車両本体価格以外にかかる費用
中古車本体価格71万円だけでなく、以下の費用も必ず考慮しておきましょう。
- 自動車税・重量税・自賠責保険
- 任意保険(年齢制限があると高額に)
- 車検費用(年により変動、2020年式なら車検は近い)
- メンテナンス代(オイル交換、バッテリー、タイヤなど)
目安として初期費用+維持費を含めて年間30万円程度は見ておくと安心です。
■ 初めての車に向いているモデルの特徴
大学生で車初心者という前提であれば、以下のようなポイントを重視して車種を選ぶとよいでしょう。
- コンパクトカー(例:ヤリス、フィット、デミオなど)
- 燃費がよい(ハイブリッドならなお良い)
- 修理や部品交換が安い
- 安全装備(自動ブレーキ、バックモニター)が充実している
人気の軽自動車(N-BOXやムーヴ)も選択肢に入りますが、4年間乗るなら普通車の方が長距離移動での快適性が高いです。
■ ディーラー系中古車店か個人売買か
信頼性やアフターサポートを考えると、ディーラー系中古車店が安心です。保証がついている場合が多く、不具合発生時にも対応してくれます。個人売買や格安店は安さの魅力がありますが、初心者にはリスクも伴います。
中古車購入時には「整備記録簿」「修復歴」「保証の有無」を必ず確認しましょう。
■ まとめ:4年間の大学生活に合った車選びを
大学4年間限定で車を使うなら、年式が新しめ・走行距離10万km以下・燃費がよく維持費が抑えられる中古車を選ぶのが賢明です。今回の「2020年式・71万円・6.9万km」という条件は、メンテナンスがしっかりされていれば、十分検討の価値があります。
最後に、車選びは「価格」だけでなく「信頼性・維持費・安全性」をトータルで見て判断することが重要です。学生生活を快適にする相棒として、よい一台に出会えることを願っています。
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