新車を購入して間もないうちに、いつの間にかボディに傷が…という経験は意外と多くのドライバーに共通しています。特に暗めのカラーは傷が目立ちやすく、気づいたときには複数箇所に傷があることも。本記事では、傷の原因や修理の判断基準、見積もりの目安まで詳しく解説します。
車の傷はなぜできる?意外な原因も
車のボディに傷がつく原因はさまざまですが、多くは走行中の接触か駐車中の被害によるものです。特に細い道路での対向車とのすれ違いや、狭い駐車場でのドアパンチなどは定番の原因です。
また、「草木での接触」による擦り傷も十分起こりえます。特に柔らかそうな葉でも、細い枝が混ざっていたりすると、ボディのクリア塗装にうっすらとした線傷をつけてしまうことがあります。
シルバーと濃色車、なぜ傷の目立ち方が違う?
シルバー系の車は光を拡散する性質があり、細かい傷が目立ちにくい傾向があります。一方で、紺・黒・濃い青などのカラーは光の反射で傷が白く浮き上がるため、同じ程度の傷でも目立ちやすいのです。
また、濃色車は洗車時に傷がつきやすく、さらに雨ジミ(ウォータースポット)もできやすいため、日常のメンテナンスも重要になります。
傷を放置するとどうなる?修理すべきかの判断基準
小さな擦り傷程度であれば、放置しても車の機能には大きな影響はありません。ただし、塗装が剥げて下地や金属が見えている場合は要注意。放置するとサビの原因となり、修理費用が高額になる可能性があります。
見た目の美しさを重視する方や、リセールバリューを意識する方は、早めに補修するのが無難です。
板金・塗装修理の費用感と選択肢
ディーラーや専門業者で見積もりをとると、1パネルあたり3万円〜8万円程度になることが多く、複数箇所あるとかなりの金額になることもあります。
一方で、市販のコンパウンドやタッチペンなどを使えば、自分で目立たなくすることも可能です。深い傷や広範囲のものには不向きですが、浅い線傷程度なら十分効果があります。
ボディ保護にはコーティングもおすすめ
新車納車後の傷予防には、ガラスコーティングやポリマーコーティングも効果的です。これにより、草木や小石からの軽微な接触でも塗装面が守られ、傷がつきにくくなります。
また、コーティングを施工すると汚れが付きにくく、洗車もしやすくなるというメリットもあります。
まとめ:傷の程度と費用バランスで判断しよう
車は日常的に使うものであり、ある程度の傷は避けられないものです。しかし、「放置してもOKな傷」か「早めに直すべき傷」かを見極めることが大切です。
高額な板金塗装に踏み切る前に、DIYや簡易補修、コーティングなども検討し、自分に合った対処法を選んで愛車を長く美しく保ちましょう。
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