住民票と異なる都道府県の教習所を卒業した場合の本免許試験の流れと注意点

運転免許

運転免許の取得には、教習所の所在地や住民票の登録地によって手続きに違いが生じることがあります。とくに住民票がある都道府県と、教習所がある都道府県が異なる場合、本免許(学科試験)や免許交付の流れを正しく理解しておくことが大切です。

住民票がある都道府県でしか本免許の手続きはできない

運転免許の交付申請や本免学科試験は、原則として住民票が登録されている都道府県の運転免許センターでしか行えません。たとえば、住民票が福島県にある場合は、福島県内の免許センターで手続きを行う必要があります。

埼玉県で教習所を卒業しても問題はありませんが、本免許学科試験と交付申請は福島県で行う必要がある点は押さえておきましょう。

指定自動車教習所を卒業すれば技能試験は免除される

「指定自動車教習所」を卒業して卒業証明書を取得した場合、本免許試験における技能試験(路上試験)は免除されます。つまり、どの都道府県の指定教習所でも卒業していれば技能試験は不要で、受けるのは本免の学科試験だけです。

埼玉県の指定教習所で卒業すれば、福島県の免許センターで学科試験を受けるだけで済みます。ただし、教習所が「届出教習所(非指定)」である場合は技能試験も受ける必要があるため注意が必要です。

実際の流れ:埼玉県で教習後、福島県で免許を取得するケース

以下は埼玉県の指定教習所で教習を受け、福島県で免許を取得する場合の一般的な流れです。

  • 埼玉県の指定自動車教習所で卒業
  • 卒業証明書と仮免許証を持って福島県の免許センターへ
  • 福島県で本免学科試験を受験
  • 合格後、即日または後日免許交付

このように、卒業した教習所がどの都道府県にあるかは関係ありません。重要なのは「指定教習所であるかどうか」と「住民票のある都道府県で手続きする」ことです。

住民票を移すことで別の都道府県で手続き可能に

もし、埼玉県で生活していて福島に帰るのが困難な場合は、住民票を埼玉県に移すことで、埼玉県の免許センターで手続きできるようになります。

この手続きには以下が必要です。

  • 埼玉県への住民票移動(市役所で手続き)
  • 住民票の写し(免許申請時に使用)

ただし、再度福島県に戻る場合は住民票を戻す必要があるため、一時的な免許取得のためだけに住民票を動かすのは慎重に検討する必要があります。

まとめ:指定教習所卒業なら都道府県が違っても問題なし

住民票がある都道府県と教習所の所在地が異なる場合でも、指定自動車教習所を卒業していれば、技能試験は不要で、住民票のある地域の免許センターで本免学科試験を受けるだけで免許を取得できます。

福島県に住民票がある場合、埼玉県の教習所で卒業しても福島県で手続き可能です。どうしても福島に帰るのが難しい場合は、住民票の移動も選択肢として検討しましょう。

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