新車と新古車の購入で営業マンへの評価ポイントは違う？ディーラーでの実情を解説

車の購入を検討する際に、新車と新古車（未使用車）のどちらを選ぶかは価格や納期などの違いがポイントになります。しかし、それに加えて「いつもお世話になっている営業マンのためにどちらが貢献になるか」という視点もあります。この記事では、新車と新古車で営業マンの実績に違いがあるのかを解説します。

ディーラーでの営業実績とは？

ディーラー営業マンの評価は、一般的に月間・年間の販売台数や利益率、顧客満足度など複数の項目によって決まります。中でも販売台数は特に重視されます。

そのため、「1台売った」実績としてカウントされるかどうかが、新車と新古車で評価に影響する可能性があります。

新車の販売は、営業マンの「販売台数」や「利益貢献」などの主要評価指標に直結することがほとんどです。新車は商談から納車まで一貫して営業マンが関与するため、実績としてしっかり評価されます。

さらにメーカーからのインセンティブや社内表彰などにもつながりやすく、営業マンにとってのメリットは非常に大きいといえます。

一方、新古車（登録済未使用車）は、ディーラーが在庫処分目的や販売台数調整のために予め登録しているケースが多く、営業マンが販売台数にカウントされない、もしくは一部評価にとどまる場合があります。

店舗によっては「中古車扱い」とされ、営業マンが関与できる範囲が限定されていることもあるため、新車ほどの実績加算がないケースも見られます。

例：トヨタ系ディーラーで営業マンが担当する場合、新車を販売すれば「販売1台」として記録され、月次目標達成の助けになります。

新古車を販売した場合、営業マンの評価指標に「半分のカウント」や「利益加算のみ」など制限がつく場合もあり、「新車の方が営業マンのためになる」と考えられます。

実際の評価基準はディーラーの方針やメーカーごとの違いがあります。親しい営業マンがいるなら、「どちらが実績になるか」を素直に尋ねるのも良い選択です。

営業マン自身も、信頼関係のある顧客からの好意的な質問には、丁寧に答えてくれることが多いです。

新車と新古車では、営業マンの販売実績への影響に違いが出るケースが多く、より評価されやすいのは新車です。

「営業マンの実績にも貢献したい」と思うなら、新車を選択することでその気持ちが伝わりやすくなります。ただし、予算や納期とのバランスも大切ですので、最終的には営業マンとも相談しながら、納得できる選択をしてください。