レブル250(MC49)のハンドル交換とハーネス延長の手順と注意点|タンク下・シート下の配線ルートも解説

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レブル250(MC49)のハンドルカスタムは、見た目やポジションの大きな変更が可能な人気のカスタムポイントです。ただし、ハンドルを高くする場合や幅を変える場合には、スイッチハーネスやクラッチワイヤーなどの長さが足りなくなることがあり、延長が必要になります。この記事では、ハーネスの延長に必要な知識と、具体的な配線ルート(シート下・タンク下)の確認方法を詳しく解説します。

レブル250の純正ハーネスの取り回し

MC49型のレブル250では、ハンドル周りのハーネス(スイッチ系統、ブレーキスイッチ、クラッチスイッチなど)は基本的にヘッドライト内に収まるように設計されています。その後、配線はタンク下を通ってECUやリレーに接続されています。

主な配線ルート
・左側スイッチボックス → タンク左側の下部へ
・右側スイッチボックス → タンク右側の下部へ
・メインハーネス → タンク下を通り、シート下のECUやバッテリー付近へ

ハーネス延長作業が必要なケース

以下のようなカスタムを行う場合、純正のハーネス長では足りなくなる可能性があります。

  • アップハンドル(10cm以上のライザーやバーハンドルの変更)
  • ハンドル幅の拡大
  • スイッチボックスの取り回し変更

とくに左側スイッチ(ウインカー、ホーン、ライト)と右側スイッチ(スターター、キルスイッチ)はそれぞれ別系統の配線で、長さに余裕がありません。延長ハーネスを使用するか、自作でギボシ加工が必要です。

延長ハーネスの分岐ポイントと位置

延長を行うためには、どの箇所にアクセスすれば良いのかを把握しておく必要があります。結論から言えば、延長の作業ポイントは主にタンク下です。

多くの配線は、タンクを取り外した下側で分岐・中継されており、ここで延長ハーネスを接続するのが一般的です。シート下にも一部の配線がありますが、ハンドル周りからのスイッチ類は基本的にタンク下で分岐しています。

実例:延長ハーネスの取り付け方法

作業手順の一例

  1. タンクを取り外す(ボルト2本とカプラー、ホース類を外す)
  2. スイッチボックスからのハーネスをタンク下で確認
  3. 必要に応じて市販の延長ハーネスを用意(キジマやデイトナ製が実績あり)
  4. 配線色を確認して間違いのないようにギボシで接続またはハーネスキットを接続
  5. タンクを元に戻し、断線や干渉がないかチェック

取り付け後はハンドルを左右にフルロックし、配線が突っ張らないことを必ず確認してください。

おすすめの延長ハーネスと注意点

レブル250向けには専用品として販売されている延長ハーネスが存在します。たとえば、キジマデイトナでは品質の高い汎用延長キットが販売されており、MC49にも適合する製品があります。

注意点として、ハーネス延長による電圧降下や接触不良には十分注意する必要があります。可能であれば、防水ギボシや熱収縮チューブなどを活用し、確実な処理を行いましょう。

まとめ:延長ハーネスはタンク下が主な作業ポイント

レブル250(MC49)のハンドル交換にともなうハーネス延長は、主にタンク下で行うのが基本です。シート下はバッテリーやリレーの集中部分となりますが、ハンドルからのスイッチ配線はタンク下で中継されているため、こちらを基準に延長作業を行いましょう。

専用品の活用や確実な配線処理を行えば、安全で美しいハンドルカスタムが可能です。

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