小型限定普通二輪免許(MT)を所持している方が、普通二輪免許(MT)へステップアップするためには「限定解除審査」と呼ばれる教習が必要です。この記事では、その教習に必要な時間や日数の目安、スケジュールの立て方などについて解説します。
限定解除に必要な教習時間とは
小型限定の普通二輪免許(MT)から普通二輪免許(MT)への限定解除は、技能教習5時間+卒業検定1回で構成されています。学科教習や効果測定は不要です。
この「5時間」は法定最低時間であり、第一段階・第二段階という区分はありません。全て技能教習として一括で進行します。つまり、教習所に通う日数としては、最短で3日〜4日程度が目安となります。
実際のスケジュール例
以下は、多くの教習所で案内されているスケジュール例です。
日数 | 内容 |
---|---|
1日目 | 技能教習2コマ |
2日目 | 技能教習2コマ |
3日目 | 技能教習1コマ+卒業検定 |
教習所の混雑状況によっては連日で予約が取れない場合もありますが、教習枠に空きがある場合は2日で終わるケースもあります。
卒業検定とその内容
卒業検定は、普通二輪の検定コースに準じて実施され、主に以下のポイントが評価されます。
- 一本橋(7秒以上)
- スラローム
- S字・クランク
- 坂道発進
- 急制動
小型二輪よりも車体が大きくなるため、操作に慣れるまで慎重な走行が求められます。
教習所選びのポイント
限定解除審査は短期集中になるため、以下のポイントで教習所を選ぶとスムーズです。
- 予約が取りやすい(Web予約・当日枠など)
- キャンセル待ち対応が柔軟
- 卒検の合格率が高い
- 料金に補習や検定再受験料が含まれる
また、二輪専用コースを持っている教習所では、より実践的な練習ができるため合格率も高まります。
補習や不合格になった場合の対応
もし卒業検定で不合格になった場合、補習教習(1コマ単位)を受けて再検定となります。補習の回数に制限はありませんが、追加料金がかかる場合もあるため、料金プランの確認は重要です。
また、技能教習5時間でスムーズに進むためには、小型二輪との違い(特に車体サイズ・重さ)に慣れておくことが重要です。
まとめ:計画的に進めれば最短3日で取得可能
小型限定普通二輪免許(MT)からの限定解除は、学科なし・技能5時間+卒検1回というシンプルな構成です。通常は3日〜1週間程度で終了できるため、スケジュールの自由度も比較的高いといえます。
スムーズに進めるためには、事前に教習所へ予約状況や補習料の有無を確認し、自信を持って卒業検定に臨めるよう準備しておきましょう。
コメント