軽自動車の中でも高級感のある装備と走行性能で人気のダイハツ「タントカスタムRS」。しかし、実燃費が9km/L程度という声もあり、「軽なのに燃費が悪いのでは?」という疑問を持つ方も多いようです。本記事では、実燃費が思ったより低くなる理由や、他モデルとの比較、購入後に後悔しないためのポイントを解説します。
タントカスタムRSの燃費性能(カタログ値と実燃費)
タントカスタムRS(ターボモデル)のカタログ燃費は、WLTCモードで約20.0km/Lとされています。しかし、実際のユーザー報告では平均9~14km/L程度が一般的です。
この差には、走行環境や運転スタイル、エアコンの使用頻度などが大きく影響しています。特に市街地走行メインの方や渋滞が多い地域では、燃費が10km/Lを下回るケースもあります。
ターボエンジンが燃費に与える影響
カスタムRSはターボエンジンを搭載しており、加速性能や坂道でのパワーに優れています。その分、燃料消費が多くなりやすいのが事実です。
例えば、同じタントでもNA(自然吸気)モデルの方が燃費は良く、郊外走行メインで15~18km/Lという実績もあります。燃費重視ならNAモデルの検討も一案です。
タントカスタムRSの魅力は燃費だけではない
燃費面だけを見れば他の軽に軍配が上がるかもしれませんが、タントカスタムRSは室内空間の広さ・パワフルな走行性能・快適装備などで多くのユーザーに支持されています。
例えば、助手席ロングスライドや電動スライドドア、先進の安全装備(スマアシ)など、ファミリーや高齢者にも使いやすい機能が充実しており、燃費以外の価値が際立ちます。
他車種との比較:同クラスの軽自動車の実燃費
以下に、タントカスタムRSと競合モデルの実燃費比較を表にまとめました。
車種 | カタログ燃費(WLTC) | 実燃費(目安) |
---|---|---|
タントカスタムRS | 約20.0km/L | 9~14km/L |
スペーシアカスタム(ターボ) | 22.2km/L | 12~17km/L |
N-BOXカスタムターボ | 21.2km/L | 11~16km/L |
スペーシアやN-BOXと比べると、走行スタイルや街乗り中心かどうかで差は出ますが、大きな違いがあるとは言い切れません。
燃費向上のためにできる工夫とは?
もしタントカスタムRSを選んだ上で燃費を意識するなら、以下の点を心がけると効果があります。
- 急加速・急ブレーキを避ける
- タイヤの空気圧を定期的にチェック
- 不要な荷物を積まずに軽量化
- エコモード走行を活用
ちょっとした心がけで1~2km/Lの改善が見込める場合もあります。
まとめ:タントカスタムRSは燃費以上の価値がある一台
タントカスタムRSの実燃費は確かに軽自動車としては控えめかもしれませんが、快適性・安全性・走行性能など、トータルバランスの良さが魅力です。
燃費だけを重視する方には別のモデルが向いているかもしれませんが、実用性と満足感を求める方には十分検討に値する軽自動車と言えるでしょう。
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