NC39用エンジンスライダー選びで重要な「長さ」──長めの製品を扱うメーカーと選び方のポイント

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NC39(CB400SF HYPER VTEC Spec3など)に対応したエンジンスライダーを選ぶ際、「長さ」を重視するライダーは少なくありません。立ちごけや転倒時のダメージを抑えるためには、車体からの突出量が重要な要素になります。本記事では、長めのスライダーを取り扱っている代表的なメーカーや選定時の注意点を紹介します。

なぜエンジンスライダーの長さが重要なのか?

スライダーの役割は、転倒時にエンジンやフレームへ直接ダメージが及ばないように「身代わり」として受け止めることにあります。長さが短すぎるとカウルやエンジンに接触しやすく、逆に長すぎるとスライダー自体が路面に引っかかってしまい、車体を跳ねさせてしまうリスクも。

そのため、NC39のようなネイキッドバイクでは、50mm〜90mm程度の突出がベストバランスと言われていますが、「よりリスクを減らしたい」と考える方には、長めのスライダーが人気です。

NC39用で長めのエンジンスライダーを出しているメーカー

  • GILD design(ギルドデザイン):アルミ削り出しの高精度スライダーで、突出がやや長め。スライダー本体だけでなく、ベースカラーでさらに延長可能。
  • BabyFace(ベビーフェイス):高耐久で知られる製品群で、CB400SF(NC39/42)対応品あり。標準仕様で比較的長め。
  • AGRAS(アグラス):エンジンスライダー単体の選択肢に加え、カラーを交換することで長さの調整が可能。突出70mm以上も選べるシリーズも展開。
  • デイトナ:コスパに優れつつ、やや長めの設計で入門向けにおすすめ。ただし品番によって適合が異なるため注意。

これらのメーカーはいずれも信頼性が高く、スライダーの長さだけでなく素材や取り付け剛性にも優れています。

カスタム例:実際に長めスライダーを装着したユーザーの声

あるNC39オーナーは、「AGRAS製の70mmスライダーに交換してから、駐車場で立ちごけした際にクランクケースが無傷だった」との体験談を紹介しています。また、ギルドデザイン製を選んだユーザーは「走行中の安心感が増した」と評価しています。

一方で、「長すぎると足の取り回しで干渉する」「見た目のバランスが崩れる」といったデメリットも指摘されています。購入前には実車のサイズ感を確認することが大切です。

選び方のポイント:長さだけでなく取付方式も確認

スライダーの取り付けは、エンジンマウントボルトやフレーム側に直接固定するタイプが多く、車体側の強度を活かせる設計であることが理想です。特にNC39は、エンジンマウントにアクセスしやすい構造なので、ボルトオン設計の製品を選ぶと安心です。

また、スライダーの長さ調整が可能な「延長カラー」付きの製品を選べば、自分の好みに応じて突出量を変えることができます。

入手方法と購入時のチェックポイント

上記メーカーの製品は、バイクパーツ通販サイト(Webike、ナップス、Amazonなど)や正規販売店で入手可能です。中には受注生産で納期がかかる商品もあるため、早めの確認が望ましいです。

購入時には以下のポイントを確認しましょう。

  • NC39(CB400SF)の年式・型式に適合しているか
  • スライダーの全長(突出量)が何mmか
  • 転倒時の耐久性・材質(ジュラコン、アルミなど)
  • 交換用パーツや延長カラーの有無

まとめ:長めのスライダーは安心感を高めるカスタムの一手

NC39に対応したエンジンスライダーの中で、突出量が長めの製品を探すなら、ギルドデザイン、AGRAS、BabyFaceといった実績あるメーカーがおすすめです。

取り付け時の剛性や日常の取り回しにも配慮しながら、最適な長さと形状を選ぶことで、愛車をしっかり守るカスタムが可能になります。

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