InstagramやSNSでよく見かける車に取り付けられたLEDライトやネオンなどの光るパーツ。これらは車の外装を華やかに飾るアクセサリーとして人気がありますが、日本国内でこれらを装着した場合、違法となることがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、イベントなどで光らせるために装着しているケースも多いため、その使用が道路交通法に抵触するのかどうか、走行中に問題ないのかが疑問に思われます。この記事では、車に光るパーツを取り付ける際の法的な注意点と、イベントで使用する場合の規制について詳しく解説します。
日本の道路交通法と車の装飾
まず、車両に装着するアクセサリーには、道路交通法や車両検査基準によって規制があります。例えば、光るパーツに関しては、「車両が公道を走行する際に道路上の他の車両や歩行者に対して過剰な視覚的影響を与えることがないようにする」という基準が求められます。
そのため、車の外部に取り付けるネオンライトやLEDなどは、道路運転中に過度に光を発する場合、周囲の交通に対して危険をもたらすと見なされることがあります。このような場合、違法とされることがあります。
違法とされるケースとその理由
車に取り付けられた光るパーツが違法となるケースは、主に次のような場合です。
- 過剰に明るい光を発するライト(他車の運転に支障をきたす可能性がある)
- 動的に点滅するライトや、回転するライト(運転手や歩行者の注意を引きすぎ、事故の原因になる恐れがある)
- 車両前方に取り付けられたネオンやLEDなどのライト(対向車の運転者の視界を妨げる可能性がある)
これらは、車両検査時に不適切とされ、違法として扱われる場合があります。実際、警察庁のガイドラインにも、過剰なライト装置に関して注意を呼びかけています。
イベントで光らせる場合の許可とルール
イベントなどで光るパーツを使用すること自体は、法的に問題ない場合があります。例えば、ドリフトイベントやカスタムカーショーなどの特定の場所や時間においては、走行しない状態で装飾として使用することは許可されていることが多いです。
ただし、その後公道を走行する場合には、装着している光るパーツが規制に合致している必要があります。特に、光が強すぎる、動的に変化する、または車両の前面に取り付けられている場合には、公道走行ができないことがあります。
光るパーツを使う際の安全な選び方
光るパーツを安全に使用するためには、以下の点に注意することが重要です。
- 過剰に明るい光ではなく、視認性を確保する程度の明るさに抑える
- 前方や側面ではなく、車の下部や後部に取り付ける
- 走行中には点滅や光の変化を避け、一定の光を維持する
また、車検を通す際に問題となることがあるため、車検に適合する装置を選ぶことが重要です。違法なアクセサリーを使用すると車検に通らない場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ:光るパーツの使用はルールを守って楽しもう
光るパーツを車に取り付けて楽しむこと自体は、合法的な範囲であれば問題ありません。しかし、その使用方法には一定のルールがあり、公道を走行する際には周囲に対する配慮が必要です。イベントで使用する場合は、特定の場所でのみ許可されることが多いため、使用時のルールを守り、安全に楽しむことが大切です。
違法となるリスクを避けるためには、取り付けるライトが過剰に光を発しないように配慮し、車両の視認性や安全性を損なわないような装置を選ぶことが重要です。車両の装飾としてLEDライトやネオンライトを楽しみつつ、法律を遵守し、安全に運転を心がけましょう。
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