原付二種(排気量51〜125cc)のバイクは、小回りが利き維持費も安く、通勤や街乗りに人気の車種です。しかし、いざ公道を走るとなると「持ち歩かなければならない書類ってあるの?」と不安に感じる方もいるでしょう。この記事では、原付二種に乗る際に必要な書類や携帯義務、警察に止められたときの対応などをわかりやすく解説します。
原付二種に車検は必要ない
まず前提として、原付二種(第二種原動機付自転車)は車検の義務がありません。250cc未満のバイクは車検対象外となっており、原付二種もその範囲に含まれます。
したがって「車検証のような書類」を携帯する必要はありませんが、それに代わる書類はあるので注意が必要です。
携帯が必要な書類は「自動車検査証記録事項」
原付二種では「軽自動車届出済証」(通称:軽届証)または「自動車検査証記録事項」の携帯が求められます。これらはバイクを購入または登録した際に交付されるもので、運転中は常に携帯が義務付けられています。
携帯していない場合、道路交通法違反にはならないものの、警察の職務質問時に所有者確認が取れずトラブルになる可能性があります。
携帯が推奨されるその他の書類
以下の書類も常に携帯することが推奨されます。
- 自賠責保険証明書:必携。未携帯での運転は50万円以下の罰金または1年以下の懲役に処されます。
- 任意保険の証明書:必須ではないが、事故時の対応をスムーズにするため携帯を推奨。
特に自賠責保険証は、シート下や書類ホルダーなど取り出しやすい場所に保管しておきましょう。
警察に止められたときの対応
職務質問や交通違反などで警察に止められた際、これらの書類の提示を求められることがあります。提示できないと時間を取られたり、最悪の場合は違法改造や盗難車の疑いを持たれてしまうことも。
そのため、日頃から書類の所在を確認しておく習慣が非常に大切です。
紛失した場合は再発行を
自賠責保険証や軽届証を紛失した場合は、すぐに再発行手続きを行いましょう。自賠責は保険会社、軽届証は陸運局またはバイクショップを通じて対応可能です。
再発行には本人確認書類や印鑑が必要になる場合があるので、手続き方法を事前に確認しておくと安心です。
まとめ:安全運転には書類の携帯も重要
原付二種に乗るときは、車検は不要でも「自賠責保険証」「軽自動車届出済証(または自動車検査証記録事項)」の携帯が重要です。違反ではなくても、トラブル防止のために常に携帯を心がけましょう。
安全運転と書類の管理をセットで実行し、気持ちよくバイクライフを楽しんでください。
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